FIJは国連の「Pause/ちょっと待って」キャンペーンに協力します


 インターネット上に広がる誤った情報は、誰かがシェアすることによってさらに拡散し、社会に混乱や分断を生み出しかねないことから、国連が新しいキャンペーン「Pause/ちょっと待って」を始めました。

シェアする前に考えよう、COVID-19に関するデマの蔓延を防ぐために(国際連合広報センター)

「Pause/ちょっと待って」キャンペーン・ビジュアル

 TwitterやFacebookなど、誤情報が拡散しやすいソーシャルメディア上で「#シェアする前に考えよう」と訴えるこのキャンペーンに、日本ではFIJが協力することとなりました。

 FIJはファクトチェック(情報の真偽検証)の普及を通じて、誤情報の拡散を対抗しています。これまでにも、国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)など国際的な団体とも協力しながら活動してきました。

 「Pause/ちょっと待って」キャンペーンは、誤情報を食い止めるために、ファクトチェックとともに、必要な行動です。FIJのソーシャルアカウントからも、このメッセージを広げていきます。

 国連広報センターの根本かおる所長は、今回のキャンペーンについて、次のように語っています。

 不安や無知に付け込むデマは、ウイルスを上回る速さで拡散しています。例えば、感情を掻き立てるSNS上のコンテンツによって引き起こされます。国連は最新のキャンペーン「Pause/ちょっと待って」を通して、感情に左右されない情報のシェアを呼びかけています。

 デマはあらゆる国で拡散されています。今回、国連の新しいキャンペーン「Pause/ちょっと待って」をFIJとともに展開することは、日本におけるデマ拡散の防止と「シェアする前に考えよう」という考えの浸透に大きく貢献すると信じています。

国連(ベリファイド・イニシアティブ)によるメッセージ動画