古田大輔氏がFIJ理事に就任しました


 6月27日、FIJの通常総会が行われ、古田大輔氏が理事に選任されましたのでお知らせします。
 古田氏は、新聞記者を経てデジタル・ジャーナリズムの実践者として国内外の動向に豊富な知見を有し、バズフィードジャパン創刊編集長としてFIJメディアパートナーへの参加を決定したほか、株式会社メディアコラボ創業後の同年7月にはFIJアドバイザーに就任しました。また、FIJのファクトチェック国際協力プロジェクトでは、エディトリアル・ディレクターとして国内調査活動を統括することになりました。

 古田氏を加え、FIJ理事は10名となりました。FIJは引き続きファクトチェックの担い手を広げていくための各事業に取り組んでまいります。
(冒頭写真は、2019年10月10日、台湾・台北で開かれたアジア・ファクトチェックフォーラムで講演する古田氏)

理事就任にあたってのコメント

ソーシャルメディアやメッセージアプリなどを通じて爆発的に広がる誤った情報(ディスインフォメーション/ミスインフォメーション)の脅威に対し、法的な規制やメディア教育など、様々な対策が検討され、実行されるようになりました。中でもファクトチェックは情報のプロであるメディアやジャーナリストに期待される機能であり、FIJは日本における拠点となっています。メディアパートナーや研究機関など、組織を超えてコラボレーションを広げられるよう、理事として、エディトリアル・ディレクターとして尽力します。

古田大輔新理事の略歴

1977年福岡生まれ、早稲田大政経学部卒。2002年朝日新聞入社。社会部、アジア総局員、シンガポール支局長などを経て帰国し、デジタル版の編集を担当。2015年10月に退社し、BuzzFeed Japan創刊編集長に就任。ニュースからエンターテイメントまで、ソーシャルメディアと動画などで急成長し、国内有数のネットメディアに。2019年6月に独立し、株式会社メディアコラボを設立して代表取締役に就任。ジャーナリスト/メディアコンサルタントとして活動している。その他の主な役職として、Online News Association Japanオーガナイザー、インターネットメディア協会理事、早稲田大院政治学研究科非常勤講師など。2019年7月よりファクトチェックイニシアティブ(FIJ)アドバイザー。共著に「フェイクと憎悪」など。

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立岩理事によるインタビュー記事

☑️ 古田大輔が考えるメディアのコラボとは?~元NHK立岩陽一郎のLIFE SHIFT (GOETHE 2019.11.27)