「『10月、小売売上高が歴史的低下』日本で報じられていない」は本当か?【ニュースのタネ】


 ニュースのタネは、10月の小売の売上高が大きく落ち込んでいることが海外メディアで報じられているのに、日本で報じられていないという趣旨の指摘をしたツイッター投稿についてファクトチェックを行い、12月4日、「不正確」とする調査結果を発表しました。

ファクトチェック記事全文

 

 ファクトチェックの要旨は以下のとおりです。

対象言説(検証対象は太字部分)
日本の10月の小売売上高が歴史的低下ってアルジャジーラからブルームバーグまで報道してるのに日本語で検索すると全然出てこない上に、わずかに出てくるニュースも9月からの下落幅−14%じゃなくて前年同期比の−7%の方しか載せてないし。(Twitter投稿、2019年11月29日)

 

レーティング基準の詳細
不正確

 

根拠・理由のポイント
小売売上高が低下したニュースは主要紙の多くが報道していた。「前月比−14%」 を報じたメディアはわずか日経だけだったが、「前年同月比−7%」しか載せなかったわけではなく、「前回の増税時の落ち込みより大きい」ことなども報じていた。

 

 FIJは、メディアパートナーが発表したファクトチェック記事のうち、編集委員会がファクトチェック・ガイドラインに適合していると判断したものを当サイトで紹介しています。

 要旨はFIJ事務局が作成したものです。詳細は、記事全文をご確認いただきますようお願いいたします。