中京テレビは8月12日、あいちトリエンナーレで中止になった企画展「表現の不自由展、その後」に税金10億が投入されると受け取れるツイッター投稿についてファクトチェックを行い、「ミスリード」とする調査結果を発表しました。
ファクトチェック記事全文
「表現の不自由展、その後」少女像展示で混乱 あいちトリエンナーレ「企画展の予算10億円」情報はミスリード(中京テレビ 2019/8/12)
ファクトチェックの要旨は以下のとおりです。
対象言説(検証対象は太字部分)
「血税10億使って 非人道的な作品と慰安婦像と並べて」(ツイッター投稿)
「10億円以上もの血税を使ってまで、コレを「表現の自由」として強硬展示する必要はあるんでしょうか?」(ツイッター投稿)
「大村知事や一部メディアは「抗議した人が悪い」という空気を作り出そうとしているようだけど、今回の津田大介監督の杜撰な企画に投入される予定だった税金10億ですからね、10億。多くの国民・納税者が黙っていられるわけないじゃないですか。」(有本香氏のツイッター投稿、2019年8月3日)
「少なくとも県や市が主催して10億ですよ、10億。日本人の心を踏みにじっていいんですか」(河村たかし市長、2019年8月5日)
レーティング(基準の詳細)
ミスリード
根拠・理由のポイント
あいちトリエンナーレ全体の予算は約10億円だが、問題となった企画展の費用は約420万円。芸術祭全体を指すのか、議論となった企画展を指すのかは曖昧な表現で、全体の予算と企画展の費用を混同、あるいは誤解したミスリードな言説といえる。
FIJは、メディアパートナーが発表したファクトチェック記事のうち、編集委員会がファクトチェック・ガイドラインに適合していると判断したものを当サイトで紹介しています。
要旨はFIJ事務局が作成したものです。詳細は、記事全文をご確認いただきますようお願いいたします。