FIJは6月19日、ファクトチェック・ナビに参院選2022特設サイトを開設しました。各党党首らの公開討論会の発言全文を一般公開し、情報提供の呼びかけも始めました。
FIJは来たる参議院選挙(7月10日投開票)に備え、各メディアのファクトチェック活動を活性化するためのプロジェクトを実施します。
FIJの主な取り組みは次の通りです。
(1) 特設サイトの開設
各メディアが自主的に実施したファクトチェックの結果を一覧化するとともに、いくつかの公開討論会の文字起こしを作成、公開し、情報提供を受け付けます。
(2) 疑義言説モニタリング体制の強化
ClaimMonitorの要員を通常時の1.5倍にして疑義言説の収集を強化するほか、討論会の発言を裏付ける事実関係や根拠があるかどうかの調べる予備調査チームを設け、FIJガイドライン活用メディアへの情報提供を強化します。
(3) 主要政党への協力要請
選挙期間のファクトチェックは短期間での迅速な検証が必要なことから、主要各政党にファクトチェック取材の窓口を設け、各メディアからの対応に協力を要請しました。
本プロジェクトの概要は、6月20日に記者発表を行いました。
国政等の選挙期間中においては、政治的な論争、党派的な情報発信の増加に伴い、不確かな情報が出やすく、拡散しやすい状況が、これまでにも確認されてきました。
FIJは、ファクトチェック(真偽検証)を通じて、正確な事実に基づく判断材料を提供する意義は大きいと考え、これまでに数度のプロジェクトを展開してきました(過去の選挙関連プロジェクトはこちらのページ)。
本プロジェクトもぜひご注目のほど、よろしくお願い申し上げます。お問い合わせは、こちらのフォームよりお願いします。
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