ニュースのタネは10月25日、参議院補欠選挙に立候補した立花孝志氏の選挙公報のうち、NHKの人件費が年々増額され続け、今では約1万人のNHK職員に対し年間で1754億円(NHK職員一人平均1750万円)の人件費が使われていとする主張についてファクトチェックを行い、「不正確」とする調査結果を発表しました。
ファクトチェック記事全文
立花氏主張「NHKの人件費は年々増額」は不正確 〜検証・参院埼玉補選(ニュースのタネ・田島輔 2019/10/25)
ファクトチェックの要旨は以下のとおりです。
対象言説(検証対象は太字部分)
この大幅な受信料値上げと衛星受信料を原資として、NHK職員の給与はドンドン増えていきました。・・・(平成14年以降)NHK職員の人件費は年々増額され続け、今では約1万人のNHK職員に対して、年間で1754億円(NHK職員一人平均1750万円)の人件費が使われています。
(立花孝志候補の選挙公報)
(立花孝志候補の選挙公報)
レーティング(基準の詳細)
不正確
根拠・理由のポイント
現在NHK職員が約1万人で人件費が年間約1750億円であるとの指摘はその通りだが、職員数の減少に伴い人件費総額は年々減少しており、職員一人平均の人件費も増減があり、必ずしも年々増加しているわけではない。
FIJは、メディアパートナーが発表したファクトチェック記事のうち、編集委員会がファクトチェック・ガイドラインに適合していると判断したものを当サイトで紹介しています。
要旨はFIJ事務局が作成したものです。詳細は、記事全文をご確認いただきますようお願いいたします。