通常総会を開催し、役員改選を行いました


FIJは通常総会を6月19日、14時からオンラインミーティングの形式で開催しました。2020年度事業報告・決算と、理事・監事の任期満了に伴う改選が行われました。法人を含め、正会員(社員)総数25名のうち20名が参加しました(委任状・書面表決書の事前提出を含む)。

設立以来、2期にわたって副理事長を務めた立岩陽一郎理事が任期満了で退任しました。第3期の理事として9名(全員再任)と黒岩篤監事(スマートニュース株式会社経営管理責任者)が選任されました。

通常総会終了後の理事会で、正副理事長の互選も行い、瀬川至朗理事長、藤村厚夫副理事長の再任が決まりました。

役員のプロフィールはこちらのページで、2020年度事業報告書はこちらのページでご覧いただけます。

2021年度事業計画は、以下のとおりとなります。引き続きFIJの活動にご理解とご支援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。


2021年度事業計画

【事業の実施方針】
誤った情報に惑わされにくい社会の実現を目指すため、当法人は、以下の事業を実施することにより、ファクトチェックの担い手を増やし、真偽を見極めるのに役立つ情報の流通促進を図る。

(1) ファクトチェックに関するガイドライン等の整備・啓発事業

◯ ウェブサイト等による情報発信
FIJのガイドラインやIFCNの綱領に基づくファクトチェックの基本的な考え方や手法について、FIJ団体サイト等を活用して情報発信し、人々の認知、理解を広げる。

◯ ファクトチェック白書の刊行
国内外のファクトチェックをめぐる最新の情報・知見を集約したファクトチェック白書を制作し、刊行する。

◯ ファクトチェックセミナーの開催
一般市民のファクトチェックの理解を促進するためのイベントを年2回程度開催する。

(2) ファクトチェックに関する国内外の団体及び市民との連携・協働事業

◯ 疑義言説モニタリング等による活動協力
疑義言説自動収集システム(FCC)、疑義言説データベース「クレイムモニター(ClaimMonitor)」を運用してメディアパートナーにファクトチェック活動に資する情報提供を行うとともに、ファクトチェックナビ(FactCheck Navi)を通じてファクトチェック記事を一般の人々に周知する。

◯ ファクトチェックアソシエイトの育成
ファクトチェック活動に関心があり、協力する意欲をもった個人にファクトチェックの基本的な考え方や手法を身につけたうえで真偽不明情報のモニタリング活動などに参加してもらう。

(3) ファクトチェックに貢献する団体・個人に対する評価・支援事業

◯ ファクトチェックプロジェクトによる活動強化支援
公共性・社会的関心の高いテーマごとに特設サイトを制作・運営しつつ、メディアパートナーと連携、協力しながら、ファクトチェック活動を強化支援する。
<テーマ>
・新型コロナウイルス感染症/ワクチン
・衆議院総選挙

◯ ファクトチェック作品の顕彰
優れたファクトチェック記事、市民・学生によるファクトチェック作品を募集し、選考を経て顕彰する。