チェック済み情報まとめ(海外編)


特設サイトのトップへ(2020年12月1日15時45分最終更新)

 

ここでは、新型コロナウイルスに関連して、海外で広がっている疑義言説・真偽不明情報のうち、海外のメディア・団体によりファクトチェックが行われたものをまとめて紹介します(一部、国内のメディア・団体がファクトチェックした情報も含まれます)。ここで紹介するのは、国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)のデータベースの一部です(翻訳の責任はFIJにあります)。
いずれも、 検証の内容は記事掲載時点のものです。また100%正しいとも限りません。  最新情報にもご注意ください。

ウイルスの特徴、予防、治療法

(検証記事の新着順。カギカッコ内は検証対象)

新型コロナウイルス感染症の死亡率や症例数が減少した理由は、T細胞による既存の免疫にある
ー10月28日 ネット上の動画

Health Feedback(アメリカ)による検証結果 根拠なし

新型コロナウイルス感染症の原因となるウイルスSARS-CoV-2と結合することができる白血球を持っている人がいることがわかっている。しかし、これらの細胞がウイルスに対する罹患性に影響を与えるかどうかは、現在のところ不明である。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.11.6)

 

一部のうがい薬は新型コロナウイルスの抑制に役立つ可能性がある
ー10月26日 いくつかの研究発表から

Health Feedback(アメリカ)による検証結果 根拠なし

うがい薬が実験室の環境下で特定のコロナウイルスを不活性化できることを示した研究は、ヒトには適用されない可能性がある。現在のところ、これらの製品が人から人への感染を減少させることができることを示す科学的証拠はない。うがい薬が口腔内の感染性ウイルスのレベルを効果的に低下させることができると示す臨床試験はまだ完了していない。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.11.2)

 

新型コロナ陽性例の90%は、ウイルスの量が少なすぎるので、発症しておらず感染する可能性もない
ー2020年9月14日以降Facebookで拡散したサイトの記事

AFP(フランス)による検証結果 誤り

専門家は、ウイルスの量の少なさは、発症していないことや感染する可能性がないことを意味するものではない、としている。
ファクトチェック記事(AFP 2020.9.22)

 

CDC(米国疾病予防管理センター)が子どもへの「新型コロナ・インフルエンザ予防接種」を推奨している
ーフェイスブックの投稿

Health Feedback (アメリカ)による検証結果 誤り

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザは異なる科(family)に属する全く異なるウイルスによって引き起こされる。現在インフルエンザ予防接種が提供されているが、COVID-19ワクチンと混合されているわけではない。2020年9月現在、COVID-19に対するワクチンはない。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.9.20)

 

世界銀行のWITS(世界統合貿易ソリューション)のウェブサイトによると、2017年と2018年には新型コロナウイルス感染症の検査キットが販売されていた
ーインターネットへの投稿

Health Feedback(アメリカ)による検証結果 誤り

新型コロナウイルスを科学者が発見したのは2020年1月であり、検査キットは2020年に開発された。未発見のウイルスの検査キットを開発することは不可能である。言説はWITSのウェブサイトのデータ表示の誤りに基づいている。その後、この誤りは修正されている。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.9.5)

 

新型コロナウイルス感染症の致死率約0.1~0.3%は、重症インフルエンザの数字の範囲内である。過去のコロナウイルスとの接触により、すべての人の60%までが既に新型コロナウイルスに対する一定の免疫を持っている可能性がある。
ーウェブサイトの記事

Health Feedback (アメリカ)による検証結果 誤り

アメリカでは2020年に、これまでの数年間と比較して想定よりも多くの死者が発生する「超過死亡」の状態になっており、特に深刻だった2017-2018年のインフルエンザ流行期の「超過死亡」をも上回っている。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.8.26)

 

フィリピンのタルラック市で5人がワクチン接種を受けた後に死亡した
ー2020年8月に何千回も共有されたFacebookとTwitterの複数の投稿

AFP(フィリピン)による検証結果 誤り

この言説は新型コロナウイルス感染拡大により中止されていたポリオワクチン投与が再開されて数週間で拡散したが、タルラック市当局とフィリピン保健省はこの言説は「虚偽」であるとした。
ファクトチェック記事(AFP 2020.8.11)

 

インフルエンザワクチンの接種を受けた子供たちは、コロナウイルスを含む他の呼吸器感染症に感染するリスクが著しく高い
ーソーシャルメディアの投稿

AFP(カナダ)による検証結果 誤り

これは誤りである。カナダ・ブリティッシュコロンビア州と米国での大規模な研究では、インフルエンザワクチンがコロナウイルスに感染するリスクを増加させるという証拠は発見されておらず、北米各地の保健当局は新型コロナウイルス感染症パンデミックの間も、子供にインフルエンザワクチンを接種することを推奨している。
ファクトチェック記事(AFP 2020.8.8)

 

中国で開発された新型コロナウイルスのワクチンは、オックスフォード大学が開発したものよりも効果が高く、価格も安い
ー政治家のフェイスブック投稿

Annie Lab(香港)による検証結果 ミスリード

これらのワクチンはまだ実験段階であり、今すぐに価格や効果を判断できる人はいない。
ファクトチェック記事(Annie Lab 2020.7.30)
 

COVID-19に対するアメリカの新型ワクチンのテストは「悲劇的」で、30%の患者が死亡した。テストはウクライナの分離派支配地域であるルガンスクで行われた
ーウェブサイトの記事

Facta(イタリア)による検証結果 誤り

このニュースは信頼できるメディアや機関によって確認されておらず、ウクライナのファクトチェッカーによって否定されている。
ファクトチェック記事(Facta 2020.7.30)
 

インフルエンザワクチンがパンデミックの重症化・凶暴化の原因として考え得る。もしくはウイルスがワクチンと一緒に注射された
ーSNSの投稿

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

これは誤りである。2つの要因が関係しているという証拠はない。
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.7.29)
 

マスクには新型コロナウイルスを含む病原体の蔓延を防ぐ働きは無く、酸素欠乏症を引き起こす
ーフェイスブックの投稿

Science Feedback(アメリカ)による検証結果 誤り

マスクは安全に使用でき、酸素欠乏症との関連性はない。マスクが新型コロナウイルス感染症のような呼吸器疾患の感染を減らすのに有効であることを示す根拠が増えている。しかし、マスクは100%の保護を提供するものではなく、物理的に距離をとったり手指の衛生管理を行うなど、他の感染制御手段と組み合わせる必要がある。
ファクトチェック記事(Science Feedback 2020.7.27)

 

ブラジルで試験中の新型コロナウイルス感染症に対する中国製ワクチンCoronavacのボランティアが、マリ・クレール誌に掲載された記事で重度の発熱を報告した
ーSNSで拡散

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

マリ・クレールに掲載されたのは、オックスフォード大学が開発を進めている別のワクチンのボランティアの話である。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.7.27)

 

ブラジルで試験中の新型コロナウイルス感染症に対する中国製ワクチンCoronavacは、堕胎した胎児の細胞を使って作られている
ーSNSで拡散

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

サイエンス誌には、1972年と1985年にオランダで人工妊娠中絶された2つのヒトの胎児を起源とする細胞株を使用している6つのワクチンがリストアップされているが、Coronavacはその中には含まれていない。アフリカのミドリザルに由来する細胞株を使用している。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.7.23)

 

ガソリンやディーゼル燃料(軽油)は、新型コロナウイルスを死滅させる目的で、物の表面や手の消毒に使用できる。
ーロドリゴ・デゥテルテ大統領

Rappler(フィリピン)による検証結果 誤り

ガソリンやディーゼル燃料が物の表面や皮膚、マスクを消毒できるという証拠はない。ガソリンを吸い込んだり、長時間接触したりすると、健康を害する可能性がある。
ファクトチェック記事(Rappler 2020.7.21)
 

一般的な風邪の抗体はCOVID-19検査で陽性を示す。米国で報告されているCOVID-19症例の裏には、COVID-19抗体検査による偽陽性の結果がある
ーフェイスブックの投稿

Science Feedback(アメリカ)による検証結果 誤り

米国における COVID-19 の症例数は、確定症例と擬似症例(可能性症例)の両方を合わせたものである。確定症例はSARS-CoV-2に対する特異性の高い分子検査で検出されるのに対し、擬似症例は一部に抗体検査を含むことがある。抗体検査ではSARS-CoV-2以外のコロナウイルスに対する抗体も検出されることがあるため、偽陽性が出やすいのは事実。しかし、COVID-19の症例の大部分は確定症例であり、擬似症例ではないことが明らかである。
ファクトチェック記事(Science Feedback 2020.7.6)
 

COVID-19を治療できるCOVIDOLと呼ばれる対コロナウイルス薬が、タンザニアで開発された
ーフェイスブックの投稿

PesaCheck(タンザニア)による検証結果 誤り

タンザニアの保健省は治療薬の承認を否定し、治験が行われていない治療薬の使用を警告した。
ファクトチェック記事(PesaCheck 2020.6.10)

 

ハトの腸に残っている未消化のエサを取り出し、胃の膜にある液体と混ぜて調理し得られる液体を飲むと、COVID-19を治療できる
ーSNSで拡散

Vishvas News(インド)による検証結果 誤り

その液体を飲んでもCOVID-19を治療することはできない。拡散した投稿は虚偽である。
ファクトチェック記事(Vishvas News 2020.6.7)

 

コロナウイルスは性感染する可能性がある
ーフェイスブックで拡散

FactCrescendo(インド)による検証結果 誤り

世界保健機関(WHO)によれば、COVID-19が精液または膣液を介して感染するという証拠はない。しかし、まだ確証はないが、COVID-19はキスや緊密な接触を通じて伝染する可能性がある。
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.6.1)
 

生のタマネギを噛むとコロナウイルス感染症が治る
ーワッツアップで拡散

GhanaFact(ガーナ)による検証結果 誤り

世界保健機関(WHO)とガーナ食品医薬品局(FDA)は、この主張を誤りであるとして退けた。
ファクトチェック記事(GhanaFact 2020.5.29)

 

認知症素質は、Covid-19の重症化のリスクを高める
ー研究発表から

Factcheck.Vlaanderen(ベルギー)による検証結果 証明されていない

研究者はCOVID-19検査陽性と認知症の人に多い特定の遺伝子との関連性を主張しているが、40万人の対象者のうち622人だけがコロナウイルス陽性で、そのうち37人が特定の認知症遺伝子を持つのであって、この研究に基づいて結論を出すことはできない。さらに、これらの人々が陽性判明後により重篤な症状となったかどうかは調査されていない。
ファクトチェック記事(Factcheck.Vlaanderen 2020.5.28)

 

世界保健機関(WHO)は、自己隔離が新型コロナウイルス感染症対策としては効果がないことを認めている
ーメディアの記事、フェイスブックの投稿

VoxCheck(ウクライナ)による検証結果 誤り

WHOは逆に、自己隔離の有効性を強調している
ファクトチェック記事(VoxCheck 2020.5.28)

 

ソーダの摂取は新型コロナウイルス感染の予防になりうる
ーフェイスブックの投稿

VoxCheck(ウクライナ)による検証結果 証明されていない

ソーダの摂取がSARS-CoV-2の予防になるという証拠はない。
ファクトチェック記事(VoxCheck 2020.5.28)

 

アスピリン、パラセタモール、ハチミツ、レモンを混ぜるとCOVID-19が治る
ーWhatsAppで拡散(イタリア)

Colombiacheck(コロンビア)による検証結果 誤り

これが真実であるという科学的根拠はない。自己流の投薬をしてはいけない。
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.5.26)
 

血栓症がCOVID-19患者の主な死因だ。抗生物質でコロナウイルス患者を治療できる
ーフェイスブックの投稿

India Today(インド)による検証結果 誤り

呼吸不全がCOVID-19患者の死因第一位である。抗生物質はコロナウイルスに対しては有効ではなく、副次的な細菌感染に対してのみ有効だ。
ファクトチェック記事(India Today 2020.5.25)

 

2003年のアルゼンチンの新聞クラリン紙の記事は、COVID-19が新しいものではないことの証明であり、ワクチンは既に存在する
ーSNSで拡散

El Sabueso(メキシコ)による検証結果 ミスリード

クラリン紙が言及した “新しいコロナウイルス“とはSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群)の事であり、COVID-19(SARS-CoV2)とは別の感染症を引き起こす。
ファクトチェック記事(El Sabueso 2020.5.25)

 

牛乳は新型コロナウイルスへの対策に役立つ
ー中国の乳業関連団体の声明を食品専門メディアが報道

VoxCheck(ウクライナ)による検証結果 誤り

牛乳だけでは新型コロナウイルス対策にはならないが、バランスのとれた食生活に貢献することはできる
ファクトチェック記事(VoxCheck 2020.5.23)

 

過去3~5年の間にインフルエンザの予防接種を受けたことがあれば、おそらく新型コロナウイルスの陽性反応が出るだろう
ーフェイスブックの投稿

politiFact(アメリカ)による検証結果 誤り

医療専門家は、インフルエンザのワクチンが新型コロナウイルスの検査を受けた人に偽陽性を引き起こしてはいない、と言っている。
ファクトチェック記事(politiFact 2020.5.21)

 

1日にコップ1杯の黒砂糖を摂取することで、新型コロナウイルス感染症を治せる
ーフェイスブックの投稿

Rappler(フィリピン)による検証結果 誤り

世界保健機関(WHO)によると、5月21日現在、公認された新型コロナウイルスの治療法は無い。有力な治療法を試すためにいくつかの臨床試験が実施されているが、黒砂糖の摂取はそのうちの一つではない。
ファクトチェック記事(Rappler 2020.5.21)

 

漂白剤を入れて入浴すると新型コロナウイルス感染症が治る
ートランプ大統領の発言から

Factcheck.vlaanderen(ベルギー)による検証結果 誤り

トランプ大統領の発言を受けて風呂のお湯に漂白剤を少量入れて新型コロナウイルスから身を守ろうとする人が増えている、との観察結果をベルギーの毒物管理センターが発表した。これは効果がないだけでなく、漂白剤が皮膚を刺激し、重度の火傷を引き起こす可能性がある。
ファクトチェック記事(Factcheck.vlaanderen 2020.5.20)

 

海水や、スイミングプールで使用されている塩素は、Covid-19を阻止する可能性がある
ーラジオとテレビで拡散

Bolivia Verifica(ボリビア)による検証結果 根拠なし

コロナウイルスと水の関係に関連する研究はまだ十分行われていない。
ファクトチェック記事(Bolivia Verifica 2020.5.18)
 

ユーカリの蒸気によってコロナウイルスを殺すことができる
ーワッツアップで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

蒸気を出させる状態にすることで、コロナウイルス感染のリスクを減らしたり治癒するという証拠は無い。
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.5.3)

 

新型コロナウイルスに感染した患者は、プレボテラという名の腸内細菌によって死亡する
ーSNSの投稿

AFP(フランス)による検証結果 誤り

新型コロナウイルスが細菌に侵入することは不可能だ。複数の専門家によると、プレボテラと新型コロナウイルスの間に科学的なつながりはない
ファクトチェック記事(AFP 2020.4.28)

 

米国国防総省の調査によると、インフルエンザのワクチンを接種した人々は、新型コロナウイルスにかかる可能性が36%高いことがわかった
ーフェイスブックの投稿

FactCheck.org(アメリカ)による検証結果 誤り

その調査ではそのようなことは言っておらず、また米国の軍事保健システムはインフルエンザの予防接種を受けるように勧めている。
ファクトチェック記事(FactCheck.org 2020.4.27)

 

フェイスブック上の動画で、歯磨き粉でうがいをすることで新型コロナウイルスの伝染を防ぐことができるという主張が示されている
ーフェイスブックの投稿

OjoPúblico(ペルー)による検証結果 誤り

歯磨き粉の化学的成分は、一部の細菌やウイルスを除去するが、コロナウイルスは除去しない。あくまでもそれは歯の衛生のためのものである
ファクトチェック記事(OjoPúblico 2020.4.25)

 

菜食主義者はコロナウイルスに感染していないとする報告書を、世界保健機関(WHO)が発表
ーSNSで拡散

Vishvas News(インド)による検証結果 誤り

WHOは、菜食主義者がコロナウイルスに感染していないと主張する報告書を発表していない。
ファクトチェック記事(Vishvas News 2020.4.24)

 

ペパーミント油とチョウジ油の混合物の香りを吸入すると、新型コロナウイルス感染症が治る
ーフェイスブックの投稿

Fatabyyano(ヨルダン)による検証結果 誤り

新型コロナウイルスに効果のある治療法は無い。ペパーミント油とチョウジ油の混合物の効果を示す科学的研究は無い。
ファクトチェック記事(Fatabyyano 2020.4.23)

 

ニンニクとレモンとジャンブー(アマゾンのハーブの一種)を煎じ出したもので、新型コロナウイルス感染症を治療できる
ーフェイスブックの投稿

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

この煎じ薬が、新型コロナウイルス感染症に効果をもたらすという科学的根拠は、存在しない。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.4.23)

 

蚊は新型コロナウイルスを「人から人に」媒介する
ーフェイスブックの投稿

PolitiFact(アメリカ)による検証結果 誤り

世界保健機構(WHO)と米疾病予防管理センター(CDC)によると、新型コロナウイルスが蚊によって媒介される証拠は存在しない。新型コロナウイルスは人から人へと感染する呼吸器系ウイルスであり、主に感染者が咳やくしゃみをした時や、唾液や鼻汁の飛沫を介して感染する。
ファクトチェック記事(PolitiFact 2020.4.22)

 

新型コロナウイルス感染症の治療法として、キニーネ(抗マラリア薬の成分)入りのトニックウォーターと亜鉛が推奨され、キニーネとの関連性が深いヒドロキシクロロキンが治療に試験的に使用されている
ーSNSで拡散

AFP(アメリカ)による検証結果 誤り

その言説は誤りである。トニックウォーターに含まれるキニーネは、希釈されすぎていて効果がない。また、新型コロナウイルス感染症を治療することが証明された薬は存在しない。
ファクトチェック記事(AFP 2020.4.18)

 

コーヒーを飲むと、コロナウイルスとの戦いに役立つ。メチルキサンチン、テオブロミン、テオフィリンが含まれているからだ
ーWhatsAppで拡散

Spondeo Media(メキシコ)による検証結果 誤り

メキシコ国立公衆衛生研究所の生物創薬化学の研究者は「メチルキサンチン、テオブロミン、テオフィリンは、コロナウイルスとの戦いには役立たない」と断言した。
ファクトチェック記事(Spondeo Media 2020.4.15)

 

soboloという名で呼ばれるハイビスカスを使ったハーブティーが、新型コロナウイルス感染症を治すことができる
ーフェイスブックで動画が拡散

Dubawa(ガーナ)による検証結果 誤り

この主張は不正確。ハイビスカスの花は、コロナウイルス感染症の治療薬として証明・承認されたわけではなく、中国でハイビスカスを使って「治した」例もない 。このビデオで引用されていた記事は、コロナウイルス感染症の治療薬としてハイビスカス(sobolo)の名前を挙げてはいなかった。
ファクトチェック記事(Dubawa 2020.4.15)

 

抗生物質であるアジスロマイシンは、新型コロナウイルスに対して本当に有効である
ーフェイスブックへの投稿

CheckNews(フランス)による検証結果 証明されていない

この治療法の有効性を直接的に証明する科学的研究はない。
ファクトチェック記事(CheckNews 2020.4.15)

 

ロシアはCOVID-19を制するワクチンを既に有する
ーフェイスブックへの投稿

Chequeado(アルゼンチン)による検証結果 誤り

ロシアはいずれワクチンを用意するだろうとは言われているが、引用された記事の中ではロシアがいつ治験を行うかについて断言されていない。
ファクトチェック記事(Chequeado 2020.4.14)

 

ヘパリンは新型コロナウイルス感染症の治療に使用されている
ーメディアの記事

Open(イタリア)による検証結果 誤り

ヘパリンは新型コロナウイルスに対して使われていない。ヘパリンは新型コロナウイルス感染患者の合併症の治療に使われている。患者の死をさけるためにいくつかの症例に限って使われている。
ファクトチェック記事(Open 2020.4.13)

 

ラクダの乳と尿の混合物で、新型コロナウイルス感染症を治すことができる
ーフェイスブックへの投稿

Fatabyyano(ヨルダン)による検証結果 誤り

新型コロナウイルスの治療法は見つかっていない。新型コロナウイルスに関してラクダの乳と尿の混合物の効力を示す科学的研究は無い。
ファクトチェック記事(Fatabyyano 2020.4.13)

 

日本の専門家が、若者が感染すれば死亡しやすいと警鐘を鳴らした
ー4月3日、香港・蘋果日報が報道

インファクトによる検証結果 誤り

香港紙が引用した記事で、政府専門家会議の尾身副座長は「若者が感染すれば死亡しやすい」という発言はしていない。記者会見では、「子供は重症化する可能性が低い」「若い人が全く重症化することがないということではない」と述べていた。年齢別にみても重症者・死者は50代以上に集中している
ファクトチェック記事 「日本の専門家『若い人も死亡しやすい』と警鐘」 香港紙報道は誤り(INFACT 2020.4.12)

 

pH8.5を超えるアルカリ性の食品を食べるとSARS-CoV-2を死滅できる
ーSNSで拡散

Factly(インド)による検証結果 誤り

引用されていた1991年の研究はMHV4ウイルスを対象にしており、SARS-CoV-2の事ではない。アルカリ性食品を食べるとSARS-CoV-2を死滅できるとする科学的根拠は無い。
ファクトチェック記事(Factly 2020.4.11)

 

米国のピッツバーグで研究されている新型コロナウイルス感染症に対する新しい予防接種システムは、体内にマイクロチップを挿入するというものである
ーウェブサイトの記事

Open(イタリア)による検証結果 誤り

予防接種用に設計された「パッチ」の「針」は可溶性で、刺青やマイクロチップは含まれていない。
ファクトチェック記事(Open 2020.4.10)

 

ドイツの代表的なウイルス研究者Jürgen Rissland氏は、新型コロナウイルス感染症に対抗するためにウイスキーを飲むことを推奨した
ーウェブサイトの記事

LeadStories(アメリカ)による検証結果 誤り

Rissland博士は同じ動画内で、アルコールを多く摂取すれば新型コロナウイルスを抑制できる可能性があるが、アルコールは万能薬ではなく、身体の他の部分に深刻なダメージを与える原因になるかもしれないと述べている。
ファクトチェック記事(LeadStories 2020.4.10)

 

寄生虫駆除薬のイベルメクチンによって、48時間以内にコロナウイルスを破壊することができる
ーTwitterで拡散

Colombiacheck(コロンビア)による検証結果 ミスリード

イベルメクチンが有効であることは試験管内の実験でのみ証明されている。人体での治験はまだ必要である。
ファクトチェック記事(Colombiacheck 2020.4.9)

蒸気を使った治療法によってコロナウイルスを殺すことが出来る
ーFacebookへの投稿

FactCrescendo(インド)による検証結果 誤り

蒸気は、新型コロナウイルスの特定の症状を緩和することは出来るが、治すことが出来るとは証明されていない。熱や蒸気に過度に曝されると、粘膜領域の上皮細胞に悪影響を与え、細菌感染のような様々な他の感染症にかかりやすくなる。
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.4.6)

 

ドイツのロベルト・コッホ研究所から送られたWhatsappのメッセージでは、1日100グラムのアルコールを摂取するよう助言している。喉を消毒する助けになり、コロナウイルスを殺すからだという
ーワッツアップで拡散

CORRECTIV(ドイツ)による検証結果 誤り

飲酒は感染を防ぐ助けにはならず、実際には過剰なアルコール摂取は免疫システムを弱める可能性がある。
ファクトチェック記事(CORRECTIV 2020.4.1)

 

アメリカのニューヨーク大学の機密研究によると、新型コロナウイルスに感染した一部の患者はユーカリで治癒した
ーFacebookへの投稿

Bolivia Verifica(ボリビア)による検証結果 誤り

新型コロナウイルスの治療法について科学的根拠のある研究は存在しない
ファクトチェック記事(Bolivia Verifica 2020.4.1)

 

ワインを飲むことは新型コロナウイルス感染症を避けるために有用な可能性がある
ーTwitterで拡散

EFE Verifica(スペイン)による検証結果 誤り

ワインや他の飲料がコロナウイルスに効くという証拠はない
ファクトチェック記事(EFE Verifica 2020.3.27)

 

お茶でコロナウイルスを治療することが出来る
ーWhatsApp、Facebookで拡散

The Quint(インド)による検証結果 ミスリード

医師や専門家によると、お茶をコロナウイルスの治療に利用できることを証明する科学的な証拠は存在しない
ファクトチェック記事(The Quint 2020.3.25)

 

保健当局によると、髭を剃ることでコロナウイルスから身を守ることができる。
ーSNSで画像が拡散

AFP(フランス)による検証結果 誤り

この画像は2017年のプロ向けタイトフィットマスクの着用方法についてのグラフィック。
ファクトチェック記事(AFP Factuel(2020.3.2)

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

マスクを使用する必要のある人々だけがひげを剃る必要がある。なぜなら、ひげがマスクの位置を変えてしまい、口と鼻に直接空気が触れてしまう可能性があるからだ。そうするとマスク自体が無意味になる。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.3.25)

 

唐辛子とオレンジの皮を茹でて沸騰させ、その鍋の上で蒸気を吸い込むと鼻から粘液が流れ落ちる。粘液に住みついているウイルスを除去できる。
ーFacebookへの投稿

PolitiFact(アメリカ)による検証結果 虚偽

オレンジの皮と唐辛子、そしてそれらを沸騰させることが、コロナウイルスを治療するとは証明されていない。
ファクトチェック記事(PolitiFact 2020.3.25)

 

丸ごとの玉ねぎを室内に置いておくと、空気中のウイルスが吸収される
ーフェイスブックの投稿

Teyit(トルコ)による検証結果 誤り

バクテリアは室温で放置された玉ねぎで繁殖するが、ウイルスは特定の種類の細胞の中でしか生存しない。
ファクトチェック記事(Teyit 2020.3.23)

 

Roche Medical Companyでつくられたワクチンは新型コロナウイルスを3時間で治す
ーフェイスブックの投稿

Aos Fatos(ブラジル)による検証結果 誤り

3時間で患者を治すコロナウイルスのワクチンが発見された、というインターネット上で出回っている言説は正しくない。記事に添付されている写真は、実は韓国の製薬会社スゲンテックの新型コロナウイルスを検知するためのクイックテストのものである。承認された新型コロナウイルスに対するワクチンはまだない。Roche Medical Companyという会社は存在しない。
ファクトチェック記事(Aos Fatos 2020.3.23)

 

水蒸気を5分間吸引すると、コロナウイルスが不活性化される。
ーネット上の動画

Newtral(スペイン)による検証結果 誤り

医者は、そうすることでウイルスが不活性化されることはないと言っている。
ファクトチェック記事(Newtral 2020.3.22)

 

コロナウイルス防止に関するUNICEFの勧告リストには熱い湯を飲むことが含まれている
ーWhatsappの投稿

Animal Político(メキシコ)による検証結果 誤り

拡散されている情報は、UNICEFが発したものでもUNICEFによって引用されたものでも無い。
ファクトチェック記事(Animal Político 2020.3.20)

 

コロナウイルスのみによって死んだ人はおらず、インフルエンザほど危険ではないと、イタリアの医者が主張
ーユーチューブ(動画)の投稿

CORRECTIV(ドイツ)による検証結果 誤り

この動画は2月に作られたもので、当時イタリアではコロナウイルスによる死者は11人しかいなかった。基礎疾患がある患者がコロナウイルスによってのみ死亡したか見極めるのは不可能である。しかしこれまでのところ健康な人も亡くなったという研究結果がある。
ファクトチェック記事(CORRECTIV 2020.3.20)

 

ドライヤーから出てくる空気、またはサウナ室内の空気を吸うことによってCOVID-19を予防・治療できる
ーフェイスブックに投稿されたビデオ

AFPアメリカによる検証結果 誤り

コロナウイルスの専門家はこれらの方法は効果的でないと述べ、細胞生物学者は熱でウイルスを治療できる証拠はないと述べた。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.3.20)

 

日光を浴びて座ることは、コロナウイルスの治療を助ける
ーインドの保険家族福祉大臣の発言

The Quint(インド)による検証結果 ミスリード

医師らによると、この言説への答えは単に正しいか間違えているかではない。疾病動態経済政策センター(CDDEP)のセンター長であるラマナン・ラクスミナラヤン教授は、「私たちは熱がどのようにこのコロナウイルスに影響するか現時点でまだ知りません。通常、呼吸器病原体は夏や熱で消滅しますが、私たちは多くの症例を熱帯諸国でもまた確認しています。」と述べた。
ファクトチェック記事(The Quint 2020.3.19)

 

コロナウイルスは肺に到達する前に4日間喉にとどまり、酢と塩の入ったぬるま湯でうがいをすることでウイルスを除去できる
ー複数言語によるSNSの投稿

Teyit(トルコ)による検証結果 誤り

ウイルスは人間の細胞に付着し、すぐに自己を再生産する。水を飲むことによってウイルスを胃に流し込むことは不可能である。
ファクトチェック記事(Teyit 2020.3.16)

AFPスペインによる検証結果 誤り

専門家・WHO・各国の保健機関の勧告によれば、水温、塩、酢のいずれも新型コロナウイルスに対し何も効果がない。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.3.20)

 

新型コロナウイルスは路面上で9日間生存できるので靴を屋外に置くべき、とミラノ出身の医者が発言
ーフェイスブック、WhatsAppなどの投稿

Teyit(トルコ)による検証結果 誤り

ミラノの医者でそのような発言をした人はいない。そして路上でのウイルスの正確な生存時間を示す証拠もない。
ファクトチェック記事(Teyit 2020.3.18)

Faktograf(クロアチア)による検証結果 誤り

クロアチア当局はこの情報は正しくないとした。
ファクトチェック記事(Faktograf 2020.3.19)

 

オーストラリアの研究者達が、バナナはコロナウイルスの感染を防いでくれる事を発見した
ーフェイスブックに投稿されたニュース映像

FactCrescendo(インド)による検証結果 誤り

バナナが免疫力を高め、コロナウイルスによって生じる病気から守ってくれる証拠は無い。今のところコロナウイルスを治す薬は存在しない。
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.3.18)

 

ウィーン医科大学はイブプロフェンとコロナウイルスについての研究結果を発表した
ーフェイスブック、WhatsAppで拡散

Demagog(ポーランド)による検証結果 誤り

ウイーン医科大学は否定しフェイクニュースだとした。イブプロフェン治療とCOVID-19患者の症状悪化の関係は、依然として研究段階にあり現段階では証明されていない。
ファクトチェック記事(Demagog 2020.3.17)

 

コロイド銀の摂取は新型コロナウイルスの予防もしくは治療になる
ーフェイスブックの投稿(アメリカ)

AFPアメリカによる検証結果 誤り

アメリカの規制当局は、銀の摂取はいかなる病気に対しても安全ではないとした。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.3.14)

 

トルコのヨズガトに住むある市民がヨーグルトと石鹸を共に食べると、ウイルスを取り除けた
ーニュースサイトの記事(トルコ)

Teyit(トルコ)による検証結果 誤り

このニュースは元々パロディーサイトから発せられたもので、本当ではない。
ファクトチェック記事(Teyit 2020.3.13)

 

ウコンとレモンでコロナウイルスを治すことができる
ーツイッターの投稿

The Quint(インド)による検証結果 ミスリード

医療従事者とWHOはウコンとレモンがコロナウイルスの治療に使うことができることを示す証拠はないと発言した。 
ファクトチェック記事(The Quint 2020.3.12)

 

神経科学者のRodolfo Llinasによると、もし少なくとも10秒、咳や不快感なしに息をとめることができるならば、肺の繊維症が発生しておらず、コロナウイルスに感染していない
ーWhatsAppの音声投稿

Newtral.es(スペイン)による検証結果 誤り

Rodolfo Llinasは、そのような発言をしていない、効果的である証拠がない、と主張した。
ファクトチェック記事(Newtral.es 2020.3.11)

 

15分ごとに水を飲むことは、コロナウイルスと戦う効果的な方法である
ーWhatsAppの投稿

Newtral.es(スペイン)による検証結果 誤り

科学的根拠がない。
ファクトチェック記事(Newtral.es 2020.3.10)

 

コカインによってコロナウイルス感染症を治療できる
ーツイッター、フェイスブックの投稿

Factcrescendo(インド)による検証結果 誤り

治療法は未だに開発されていない。コカインはコロナウイルス感染症の治療薬ではない。 
ファクトチェック記事(Factcrescendo 2020.3.7)

 

コロナウイルスは人間に対してより、動物に対しての方が危険だ
ードイツの新聞社のウェブサイトの記事

CORRECTIV(ドイツ)による検証結果 未証明

動物が新しいコロナウイルスにかかる、もしくは拡散することができるという証拠はない。
ファクトチェック記事(CORRECTIV 2020.3.4)

 

ウシ用のワクチンは、コロナウイルスに対して人に接種することができる
ーフェイスブックの投稿

LeadStories(アメリカ)による検証結果 誤り

まだ承認されているワクチンは無い。
ファクトチェック記事(LeadStories 2020.3.3)

 

上海政府がコロナウイルスにはビタミンCが良いと公式に発表した
ーニュースサイトの記事

Health Feedback(フランス)による検証結果 ミスリード

中国の一部の病院ではコロナウイルス患者への手当てとして、静脈へのビタミンCの大量投与が行われたが、上海政府から推奨されているということはない。この記事は2つの報告書の中から、潜在的な副作用である吐き気や腎臓結石、そして妊婦や癌などの病状を抱える人への禁忌に言及せず、治療の効果の良い面だけを選び取っている。
ファクトチェック記事(healthfeedback 2020.3.3)

 

中国の2つの学術機関の研究は、成人男性の精液が新型コロナウイルスを治療できることを示した
ーニュースサイトの記事がSNSで拡散

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

情報源とされた中国メディア「文匯網」はこれを報道していない。元の記事は他の薬についてのもので、写真も加工されている。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.3.3)

 

ウシ用のウシコロナウイルスワクチンは、新しいコロナウイルスが「新しい」ものではないこと、「メディアがどれほど人々をコントロールしているか」の証拠を示している
ーフェイスブックの投稿

FactCheck.orgによる検証結果 誤り

ウシ用のワクチンはCOVID-19のウイルスとは何の関係もない。
ファクトチェック記事(FactCheck.org 2020.3.3)

 

コロナウイルスから身を守るマスク
ーフェイスブック上のビデオ広告

AFP(アメリカ)による検証結果 誤り

米国当局は人々にマスクの着用を勧めておらず、映像に出ている医師はコロナウイルスについて話をしていない。
ファクトチェック記事(AFP USA 2020.3.3)

 

鼻水と痰は新型コロナウイルスの症状ではない
ーフェイスブック、ツィッターで拡散(フィリピン)

AFP(フィリピン)による検証結果 誤り

WHOは新型コロナウイルスで起こる可能性のある症状として鼻水と痰をリストアップしている。
ファクトチェック記事(AFP Factuel(2020.3.2)

 

アルカリ性の食事は感染を予防することができる
ーワッツアップで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

アルカリ性またはその他の食品や食事で感染を予防することはできない。
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.3.1)

 

夏の温度はコロナウイルスを消滅させる
ーワッツアップで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 ミスリード

これが起きるかどうかを判断するほど、私たちはコロナウイルスについて十分に知らない。
ファクトチェック記事(Maldita.es(2020.2.28)

 

牛肉はコロナウイルスに対する一番良いワクチンだ
ーフェイスブックで拡散

AFP(フランス)による検証結果 誤り

そのような研究結果はない。
ファクトチェック記事(AFP Factuel(2020.2.28)

 

ドバキン医師はコロナウイルスに対するワクチンを発見した
ーフェイスブック大規模公開グループの投稿

Newtral.es(スペイン)による検証結果 誤り

彼は俳優であり医師ではない。
ファクトチェック記事(Newtral.es 2020.2.27)

 

中国から送られた手紙や小包は感染の手段になり得る
ーワッツアップで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 ミスリード

ウイルスはドアノブなどの物のもとではしばらく生き延びることができる。WHOはCOVID19が封筒や箱の中でとても長い間生き延びることはできないと公表している。
ファクトチェック記事(Maldita.es(2020.2.26)

 

新型コロナウイルス、インフルエンザ、風邪の違いを示したチャート
ーSNSで拡散

アニー・ラボ(香港)による検証結果 ミスリード

チャートには症状についての不正確な情報が含まれている。新型コロナウイルスの患者はインフルエンザや一般的な風邪の患者にみられるような鼻水や鼻づまり、喉の痛み、嘔吐、下痢、筋肉痛などといった症状が起きないと主張しているが、それらの多くは新型コロナウイルスの患者にも実際にみられる症状である。
ファクトチェック記事 (annie lab 2020.2.21)

 

抗マラリア薬のクロロキンでCOVID-19を治療することができる
ーツイッターで拡散

Dubawa(ナイジェリア)による検証結果 誤り

クロロキンをコロナウイルスの治療に有効だとした保健当局はない。
ファクトチェック記事(Dubawa 2020.2.20)

追記情報(FIJ)

・日本国内では、3月10日、ヒドロキシクロロキンを使用し症状が改善した2例(無症状)の報告があります。(日本感染症学会)(2020.3.10)

 

コロナウイルスはパキスタンの鶏に感染した
ーフェイスブックで拡散

AFP(パキスタン)による検証結果 誤り

当局によるとこれは他の病気によるもの。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.2.20)

 

米国で医師をしている弟によると、たくさん水を飲むことにより、粘膜組織液の分泌を促進させ、(新型)ウイルスに抵抗できる

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

1.たくさん水を飲むことで新型肺炎を予防することはできない。
2.「たくさん水を飲むと粘膜を促進し、抗体ができる」には科学的根拠がない。

ファクトチェック記事(Taiwan Factcheck Center 2020.2.15)

 

ビタミンCとオメガはコロナウイルスを予防する効果がある
ーワッツアップで拡散

Maldita(スペイン)による検証結果 誤り

コロナウイルス感染を予防することができる食べ物はない。
ファクトチェック記事(Maldita 2020.2.12)

 

コカインはコロナウイルスを殺す
ーフェイスブック、ツイッターで拡散

Politifact(アメリカ)による検証結果 虚偽

この「ニュース速報」の画像はオンラインニュース作成サイトで作られたもので、実際のニュースに基づいたものではない。
ファクトチェック記事(Politifact 2020.2.11)

 

2019年のコロナウイルスは突然死症候群の原因になり得る
ーフェイスブックで拡散

Politifact(アメリカ)による検証結果 誤り

突然死症候群の原因になり得る、という証拠はない。
ファクトチェック記事(Politifact 2020.2.11)

 

タイで新型コロナウイルス患者を大麻で治すことに成功した
ーネットで拡散

TEMPO(インドネシア)による検証結果 誤り

タイではインフルエンザやHIVの薬を医者が新型コロナウイルス患者の治療に使ったが、大麻は含まれていない。
ファクトチェック記事(TEMPO 2020.2.11)

 

大麻でコロナウイルスを殺せる
ーツイッターなど、WhatsAppで拡散(インド)

BOOM(インド)による検証結果 誤り

拡散しているニュース画面は加工されたもの。WHOは今のところウイルスの治療法として証明されたものは無いとしている。
ファクトチェック記事(BOOM FactCheck 2020.2.8)

 

武漢ウイルスは熱を耐えられず、26〜27度の環境下で殺されてしまう。なので、お湯をもっと飲むべきであり、親戚と友人にもお湯を飲んで予防するよう伝えましょう、と振興医院の主任が通知した
ーネットで拡散

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

1.振興医院側および主任はこの通知を出していない。
2.専門家によれば、ウィルスは摂氏26~27度の中でも生存できる。
3.専門家は体温はお湯を飲むことにより変えられないし、人体は長時間に高温の環境にもいられない。お湯を飲むことはウイルスの予防と無関係だという。

ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.2.7)

 

新型コロナウイルスにはHIVウイルスが「挿入」されていて、研究所で作られたことを示唆している
ーフェイスブックなどで拡散

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

インドの研究者たちは確かにHIVの遺伝子配列が新型コロナウイルスに見つかったと主張し、新型ウイルスが人工的に作られたことを示しているかもしれないと疑っている。しかしこれらの遺伝子配列は、別の種類のコロナウイルスなど、他の多くのウイルスにも見つけることができる。この論文は査読を受けておらず、多数の研究者によって誤りを指摘されている。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.2.6)

ファクトチェック・オルグ(アメリカ)による検証結果 誤り

既に撤回されたいいかげんな研究に基づく主張である。新型コロナウイルスが作出されたものである証拠は無く、あらゆることから動物由来であることが示唆される。
ファクトチェック記事(Factcheck.org 2020.2.7)

 

ボウル1杯のニンニク(でゆでた湯)が新型コロナウイルスに効く
ーフェイスブックなどで拡散

AFP(フランス)による検証結果 誤り

医療専門家はニンニクをゆでたお湯を飲むことで新型コロナウイルスに効くという誤った情報を否定している。【2月5日時点の情報】
ファクトチェック記事(AFP 2020.2.5)

Bubawa(ナイジェリア)による検証結果 誤り

保健当局はコロナウイルスに対しいかなる特定の薬も勧めたこともない。したがって、ニンニクをゆでたお湯をボウル1杯飲むような代替療法の類も疑問である。【2月7日時点の情報】
ファクトチェック記事(Dubawa 2020.2.7)

ファクトチェック・オルグ(アメリカ)による検証結果 誤り

ウイルスの治療法は見つかっていない。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると新型コロナウイルスの予防・治療のために推奨できる方法はまだない。【2月11日時点の情報】
ファクトチェック記事(Factcheck.org 2020.2.11)

 

蒸気にさらしてマスク再利用を
ー医師とされる人物が再利用をアドバイスする動画がSNSで拡散

AFP(香港)による検証結果 誤情報

専門家はやめるよう警告している。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.2.4)

 

コロナウイルスは新しいものではなく、犬用の予防ワクチンがある
ーフェイスブックで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

コロナウイルス自体は新しくないが、現在の流行の原因になったのは最近発見されたタイプのもの
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.2.4)

 

8歳未満の子供はコロナウイルスに免疫がある
ーSNSなどで拡散(イラン)

Factnameh(イラン)による検証結果 誤り

WHOの公式発表によれば感染者には2歳の子供もいる。マレーシアのメディアは同国内で2歳の男の子を含む3症例があると伝えている。
ファクトチェック記事(Faactnameh 2020.2.4)

 

JKUAT(ケニアの大学)の研修医チームがワクチンを開発し実験に成功
ーウェブメディアが報道

PesaCheck(ケニア)による検証結果 誤り

学生が在籍するとされた大学は主張を否定。PesaCheckが取材した医師はワクチンは1か月では開発できないという。オーストラリアの研究所がワクチン開発の初期ステージとしてウイルスを再現している。
ファクトチェック記事(PesaCheck 2020.2.1)

 

サージカルマスクを付ける「正しい」向きは、病気にかかっている人は青い方を外側にし、ウイルスにかかりたくない人は白い方を外側にする
ーマニラ政府機関の情報

VERA Files(フィリピン)による検証結果 誤り

WHO・フィリピン赤十字・フィリピン保健省・サンフランシスコ公衆衛生課疾病予防管理局・香港政府がサージカルマスクを付ける向きは1つしかないと一致。青い方が外側、白い方が内側。
ファクトチェック記事(VERA Files 2020.1.31)

 

ごま油を鼻孔に塗ることにより、インフルエンザや武漢のウイルスを防げる

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

誤情報に基づく民間療法。中国から広まったもの。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.1.31)

 

カナダの保健省が、温水を飲むことを推奨する緊急通知を出した
ーWhatsapp、フェイスブックなどで拡散

Newtral(スペイン)による検証結果 誤り

カナダ保健省はこのような通知を発表していない。
ファクトチェック記事(Newtral 2020.1.31)

 

コロナウイルスは5Gテクノロジーによって活性化される
ーフェイスブックの投稿(クロアチア)

Faktograf(クロアチア)による検証結果 誤り

コロナウイルスと5Gがいかなる形でも関連する科学的証拠は無い。
ファクトチェック記事(Faktograf 2020.1.31)

 

新しいコロナウイルスによる死亡は5G通信による細胞の破壊に起因する可能性がある
ーニュースサイトの記事(ドイツ)

CORRECTIV(ドイツ)による検証結果 誤り

5Gが新型コロナウイルスの流行と関係があるという証拠はない。
ファクトチェック記事(CORRECTIV 2020.1.30)

 

漂白剤を飲むことでコロナウイルスの感染を予防できる
ーツイッターで拡散

Politifact(アメリカ)による検証結果 虚偽

当局は激しい嘔吐と肝不全を起こす可能性があるとして、漂白剤の摂取に対し繰り返し警告している。
ファクトチェック記事(Politifact 2020.1.30)

 

中国政府が公式文書で「ニンニクは新型ウイルスの予防に効く食品である」と発表した
ー(韓国)写真あり、フェイスブックなどで拡散

JTBCニュース(韓国)による検証結果 誤り

その公式文書は中国の中央政府のものではない。上海市政府のものである。元の文書にはニンニクとか予防食品についての言及はない。
ファクトチェック記事(JTBC NEWS 2020.1.30)

 

温水を飲めばコロナウイルスを防げる
ーSNSで拡散

TEMPO(インドネシア)による検証結果 誤り

この言説はインドネシア保健省のものではない。温水を飲むことでコロナウイルスの伝染を防げるという研究は存在しない。
ファクトチェック記事(TEMPO 2020.1.29)

 

新型コロナウイルスは高温に耐えられない。摂氏56度で30分間で死滅する。エタノールが有効。暖房とエアコンをつければ良い

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

1.コロナウイルスは確かに高温の環境では生きられない。
2.アルコール、エチルエーテル、塩素入り消毒剤は確かにウイルスを殺す効果がある。ただし、これらは環境の消毒にしか使えず、既に感染されている患者には効果がない。一般家庭と個人の消毒は、エタノール(濃度75%)、希薄した漂白剤とハンドクリーナーだけ使えば良い。
3.暖房とエアコンをつけてもウイルスは消滅しない。

ファクトチェック記事(Taiwan Factcheck Center 2020.1.26)

 

武漢ウイルスはSARIと名付けられている。ステロイドが治療薬だ。酢酸も予防に使える
ー(台湾)フェイスブックで拡散

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

1.武漢ウイルスは”2019n-Cov”と名付けられている。
2.ステロイドは治療に使われていない。
3.酢酸は空中に散布しても予防には役立たない。

ファクトチェック記事(Taiwan Factcheck Center 2020.1.26)

 

感染者の状況

(検証記事の新着順。カギカッコ内は検証対象)

CDC(米国疾病予防管理センター)は新型コロナに関するデータを更新し、記録されていた死亡のうち実際には6%だけが新型コロナウイルス感染症で死亡したことを認めた。他の94%は2~3の深刻な病気を患っており、圧倒的多数が非常に高齢である
ートランプ大統領にリツイートされた投稿などがソーシャルメディアで拡散

AFP(アメリカ)による検証結果 誤り

主張は虚偽である。 CDCの国立健康統計センターのトップは、そのデータの死亡者のすべてが新型コロナウイルス感染症による死亡であり、この病気が通常引き起こす別の症状も記載されていると述べた。
ファクトチェック記事(AFP 2020.9.3)

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

CDCによると、これはデータの誤った解釈である。米国で新型コロナウイルス感染症で死亡した患者のうち、死亡診断書上の死因がこの感染症だけとなっているのは6%だが、他の 94%には 肺炎や呼吸器不全のような新型コロナウイルス感染症関連の合併症があった。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.9.3)

 

FAXの制約で東京都内の感染者数は1日300人を超えない
ー7月22日、中国版SNS微博で拡散

インファクトによる検証結果 誤り

この投稿の情報源としての番組には、FAXの機能により処理能力が限られることは言及していないし、東京都の感染者数が300人を超えた日もあった。
ファクトチェック記事 [新型コロナFactCheck] 「FAXの制約で東京都内の感染者数は1日300人を超えない」との情報は誤り 中国で拡散(INFACT 2020.8.12)

 

2020年6月の米国でのCOVID-19症例の急増は、検査の増加によるもの
ーフェイスブックの投稿

Science Feedback(アメリカ)による検証結果 部分的に誤り

最近の米国における症例数の急増を理解するためのより有用な指標である陽性率(検査結果が陽性であった割合)は、2020年6月後半には、COVID-19が疑われる症状の疾患のために病院を受診する人の数とともに増加した。これらの観察結果を合わせると、COVID-19の流行が力を取り戻しつつあり、報告された症例数の増加は、検査能力の増加だけによるものではなく、地域社会での感染者数の増加によるものであることを示している。
ファクトチェック記事(Science Feedback 2020.7.8)
 

台湾の長庚病院の多くの医師がCOVID-19のために密かに隔離されており、これは現地の感染拡大と政府のデータの透明性の欠如を意味する
ーSNSで7月6日に拡散

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

長庚病院の医師14人全員が7月7日からの予約を通常どおり受け付けている。拡散されているような主張を裏付ける証拠はない。
ファクトチェック記事(Taiwan Factcheck Center 2020.7.7)
 

台北退役軍人総合病院は6月26日から、患者の面会を禁止するなど、厳格な入退室管理を実施。現地の感染は保健省の報告よりも悪化している
ーSNS等で拡散

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

6月20日より、台北退役軍人総合病院では、患者の面会のための時間帯を開設した。面会者は事前の予約が必要だが、一般的に面会は禁止されていない。
ファクトチェック記事(Taiwan Factcheck Center 2020.6.29)
 

日本の警察官73名が遺体取扱いで新型コロナに感染
ー4月28日、台湾・自由時報が報道

インファクトによる検証結果 誤り

国家公安委員会は確かに新型コロナウイルスで死亡した遺体は15名を取り扱ったこと、また73名の警察が新型コロナウイルスを感染したことという、2つの事実を発表したが、感染した警察は遺体の取り扱いによって感染されたとは言及しておらず、そうした報道もない。
ファクトチェック記事 「日本の警察官73名が遺体取扱いで新型コロナに感染」との台湾紙報道は誤り(INFACT 2020.5.8)

 

日本の感染者は公表の10倍以上
ー4月1日、中国のネット(Weibo)で拡散

インファクトによる検証結果 誤り

LINEが単独で行った調査結果は、単に新型コロナウイルスの兆候の可能性を示す症状をもった人の数が示しただけのもので、感染者数とはならない。また首都圏の結果を東京都と比べた上で、そのパーセンテージを日本全体にあてはめるなど、極めて強引な結論の導き方をしており、この情報は誤り
ファクトチェック記事 [新型コロナFactCheck] LINEの調査で「日本の感染者は公表の10倍以上」 中国で誤情報拡散 (INFACT 2020.5.3)

イタリアでは、1日で232人の子どもが新型コロナウイルスによって死亡した
ーフェイスブックで拡散

Aos Fatos(ブラジル)による検証結果 誤り

イタリア政府機関のISS(国立衛生研究所)からのデータによると、3月24日(最新データ)までに、新型コロナウイルスによる子供の死亡の届け出はなかった。実際に、国内における最も若い被害者は30歳から39歳の世代だった。
ファクトチェック記事(Aos Fatos 2020.3.25)

インド、アッサム州カリムガンジで一週間のうちにコロナウイルスによって7人の子どもが死亡した。
ーインド(アッサム語)の主要ニュースサイトが発信

Fact Crescendo(インド)による検証結果 誤り

公衆衛生当局はコロナウイルスでの死亡を否定し、子どもたちは2ヶ月の間に発熱やコロナウイルス以外の病気によって死亡した、とした。
ファクトチェック記事(Fact Crescendo 2020.2.18)

 

中国の複数都市の封鎖の中、コロナウイルスで死亡した一家の動画。
ーユーチューブ、ウェイボ(微博)などで拡散

アニー・ラボ(香港)による検証結果 誤り

中国の複数都市の封鎖の中、コロナウイルスで死亡した一家の動画ではない。この一家は2019年12月に一酸化炭素中毒で亡くなったと伝えられている。
ファクトチェック記事(Annie Lab 2020.2.13)

 

テンセント(騰訊)が中国で24,000人の患者が死んだと述べている
ースクリーンショットがツイッターで拡散

The Quint(インド)による検証結果 ミスリード

HTMLを使ってスクリーンショットを捏造できることは証明できたが、本当にそれだけの死者がいて政府が隠しているのかは分からない。
ファクトチェック記事(The Quint 2020.2.8)

Décrypteurs(カナダ)による検証結果 誤り

疫学者は現時点でそのような高い死亡率はあり得ないと言う。また多くのブラウザで利用できる分析ツールを使えば、このスクリーンショットとそっくり同じものは作成できる。
ファクトチェック記事(Décrypteurs 2020.2.7)

 

ポーランドでコロナウイルスの流行が始まっている。
ーネットで拡散

Demagog(ポーランド)による検証結果 誤り

記事の見出し「ポーランドですでにコロナウイルスが流行していることは間違いないと首相が言及した」は明らかにミスリードで偽情報である。この記事自体には、そのような見出しを正当化するようなポーランド当局者のコメントや声明すらない。
ファクトチェック記事(Demagog 2020.2.5)

 

普通のインフルエンザの年間死者数はコロナウイルスの60倍
ーフェイスブック、ツイッターで拡散

Delfi Melo Detektorius(リトアニア)による検証結果 誤り

インフルエンザとコロナウイルスを比べるのは正しくない。インフルエンザは季節性で、ワクチンが既にあり、ウイルスは予測可能。一方新型コロナウイルスはまだ数ヶ月しか存在しておらず、正確な致死率は分からない。現在の致死率の情報で比べても、インフルエンザ(0.01%)よりずっと高い(約2~3%)【2月4日時点の情報】
ファクトチェック記事(Delfi Melo Detektorius 2020.2.4)

 

コロナウイルスはWHOによって「ペスト」と呼ばれていたものだ。290万人が感染し、950万680人が死亡した。
ー(米国)インスタグラムで拡散

Lead Stories(アメリカ)による検証結果 誤り

WHOは国政的な緊急事態を宣言した。報告によれば、その時点でコロナウイルスにより213人が死亡し、9800人の感染例が中国本土で確認されており、その他の多くの国々でも感染が見つかった。
ファクトチェック記事(Lead Stories 2020.1.31)

 

コロナウイルスで中国の路上で横たわる人々(写真)
ー(世界)

AFP(フランス)による検証結果 誤り

2014年にドイツで行われた芸術パフォーマンスの写真。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.1.30)

 

武漢でコロナウイルスにより1万人が死亡した
ー(コロンビア)フェイスブックで拡散

Colombiacheck(コロンビア)による検証結果 誤り

WHOの検証時点での公式発表では中国で170件の死亡例が登録されている。
ファクトチェック記事(Colombiacheck 2020.1.30)

 

コロナウイルスで亡くなる少女の動画
ー少女が倒れる様子の映像がネット上で拡散

Factly(インド)による検証結果 誤り

この動画の少女はコロナウイルスによって死亡していない。少女の家族とマレーシア保健省が、少女の死の噂を誤りと確認した。
ファクトチェック記事(Factly 2020.1.29)

 

北投区(台湾)で救急車で搬送中の男性が吐血して死亡。コロナウイルスに感染していた。台北ではマスクの着用を!
ー(台湾)

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

1月28日現在、台湾ではコロナウイルスによる死亡例はない。
ファクトチェック記事(Taiwan Factcheck Center 2020.1.28)

 

ジャダにいるインド人女性から新種のコロナウイルスを検出した。
ーEconomic Times(インド)

FACT Crescendo(インド)による検証結果 誤り

政府代表は公式見解としてそのインド人女性が致死性の新種コロナウイルスに罹患していないことを明らかにした。
ファクトチェック記事(FACT Crescendo 2020.1.25)

 

当局の対応、政治的な言説

(検証記事の新着順。カギカッコ内は検証対象)

フロリダ、ジョージア、アイダホ、サウスダコタ、テネシーの各州はマスク不要になった
ーフェイスブックの投稿

FactCheck.org(アメリカ)による検証結果 ミスリード

州全体でマスクを義務づけている州はないが、これらの各州の複数の市や郡は新型コロナウイルス感染症の蔓延を抑えるために顔を覆うことを義務づける命令を出している。
ファクトチェック記事(FactCheck.org 2020.10.5)

 

米国政府は、すべての人に新型コロナウイルス感染症のワクチンを強制的に投与するための初期計画を発表した。ワクチンの3つの候補は、現在米国で第3段階の試験が行われており、数週間後には準備が整う可能性がある
ー9月16日、ニュースサイトの記事

Health Feedback (アメリカ)による検証結果 誤り

仮にワクチン候補が第3段階の臨床試験に成功したとしても、承認と製造の長いプロセスを経なければならない。全員に義務化される可能性も低い。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.10.4)

 

大統領選のトランプ陣営は、トランプ大統領が新型コロナウイルス感染症と診断された後、彼を助けてほしいという募金メールを送った
ーSNSの投稿

FactCheck.org(アメリカ)による検証結果 誤り

このメールはトランプ陣営が送ったものではない。どうやらジョークのつもりだったようだ。
ファクトチェック記事(FactCheck.org 2020.10.2)

 

日本の首相が辞任したのは感染症の流行で経済が破綻したからだ
ーツイッターの投稿

Teyit(トルコ)による検証結果 誤り

安倍氏は体調不良で辞任した。2005年にも潰瘍性大腸炎で辞任していた。
ファクトチェック記事(Teyit 2020.9.3)

 

ジョー・バイデン、カマラ・ハリス、その他の民主党のトップ議員がマスクなしで群衆の中に登場した
ー民主党全国大会中に何万回も共有されたフェイスブックの投稿

AFP factcheckによる検証結果 ミスリード

この投稿の写真は、米国の保健当局が新型コロナウイルス感染症の蔓延を抑えるために一般の人々にマスク着用を推奨し始める数週間前に行われた民主党のイベント時のものである。
ファクトチェック記事(AFP factcheck 2020.8.25)
 

プーチン大統領の娘が新型コロナウイルスのワクチンを接種して死亡した
ー8月15日「Toronto Today」に掲載

バズフィードによる検証結果 根拠不明

公式な情報やニュースサイトでは、関連した情報は一切アップされておらず、信憑性が極めて低いものであるといえるだろう。プーチン氏を支持する論調で知られるロシアのテレビ局「Tsargrad TV」は8月17日、この情報を「虚偽」と断じている。
ファクトチェック記事(BuzzFeed Japan 2020.8.19)
 

学校で新型コロナウイルス感染の症状を示した子供を親から政府が隔離できるようにする法律を、カナダの議会が可決した
ーフェイスブックで数千回シェアされた投稿

AFP(カナダ)による検証結果 誤り

これは誤りである。カナダの議会はパンデミックの間、そのような法律を可決しておらず、専門家によると、そのような法律は連邦政府であろうと州政府であろうと、法廷で違憲として簡単に拒否されるだろうとのことである。
ファクトチェック記事(AFP 2020.8.14)

 

新型コロナウイルス大流行の最中、日本の当局者が最前線の労働者に敬意を表している
ーフェイスブックで写真とともに数百回シェアされた複数の投稿

AFP(フィリピン)による検証結果 誤り

写真は2011年に撮影された中国の労働者たちである。
ファクトチェック記事(AFP 2020.8.13)

 

「フェイスマスク免除カード」により、米国障害者法に基づきマスクの着用が免除される
ーソーシャルメディアで拡散(アメリカ)

FactCheck.org(アメリカ)による検証結果 誤り

カードに書かれた「Freedom to Breathe Agency」は政府機関ではなく、司法省はこのような「不正確なチラシやその他の掲示物」に対して警告を発した。連邦政府関係者は、米国障害者法(ADA)はマスク着用の要件に対する「全面的な免除を提供していない」と述べた。
ファクトチェック記事(FactCheck.org 2020.7.15)

 

日本政府が外国人観光客に旅費を補助
ー海外メディアの記事

AFP(マレーシア)による検証結果 誤り

国土交通省は、「日本政府として検討しているGo Toトラベル事業(仮称)は、日本国内での旅行需要喚起のため、日本国内居住者を想定し、『日本国内における宿泊旅行の費用などを支援するキャンペーン』」だと説明している。
ファクトチェック記事(AFP BB 2020.6.2)

インファクトによる検証結果 不正確

新型コロナ対策で旅費補助を行う「Go To キャンペーン」は、日本の国内旅行の需要を喚起するためのもので、外国人旅行客の来日旅費を補助するものではない。ただ、来日した外国人が国内旅行をする際も補助の対象となる場合があり、外国人が一律に補助の対象外というわけではない。
ファクトチェック記事 [新型コロナFactCheck] 「日本政府が外国人観光客の旅費半額を補助」は不正確 海外でも拡散(INFACT 2020.7.9)

 

新型コロナウイルス感染症への対策としてマダガスカルの大統領が推奨しているハーブを用いた治療薬を量産するために、同国に250万ドルの資金を提供することをトランプ米大統領が承認した
ーフェイスブックで拡散

AFP(ケニア)による検証結果 誤り

トランプ氏がそのような発言をしたという証拠はなく、米国は感染対策としてマダガスカルに250万ドルの資金を提供したが、この資金の使途に関する政府の情報に治療薬の製造は含まれていない。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.5.28)

 

「コロナウイルス感染症の治療薬に毒を入れた」とされるマダガスカルのラジョリナ大統領に、世界保健機関(WHO)がお金を支払った
ーブログの記事

FACTA(イタリア)による検証結果 誤り

新型コロナウイルスの治療薬となり得るものに毒を入れればお金を支払うとWHOが申し出たとは、ラジョリナ大統領は一度も言っていない。
ファクトチェック記事(FACTA 2020.5.21)

 

新型コロナウイルス感染症の治療を目的とした飲み物「コビッド・オーガニクス」に毒を入れればお金を支払うと中国と米国が言った、とマダガスカルのラジョリナ大統領が主張した
ーフェイスブックなどで拡散

AFP Factuel(フランス)による検証結果 誤り

ラジョリナ大統領はそのような主張はしておらず、大統領府は正式に否定した。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.5.16)

 

コロナウイルス救済法案が3年前に導入されていたので、米国政府はコロナウイルスのパンデミックを事前に予期していたに違いない
ーフェイスブックの投稿

PolitiFact(アメリカ)による検証結果 誤り

コロナウイルス救済のプロセスを早めるために、CARES法(コロナウイルス支援・救済・経済保障法)を作成した上院議員たちは、下院で可決された既存の法案のテキストを削除し、新しいテキストを挿入した。彼らが使用した下院法案は2019年に導入されたもので、コロナウイルスとは無関係だった。
ファクトチェック記事(PolitiFact 2020.4.26)

 

インドのナレンドラ・モディ首相が国際COVID-19対策班のリーダーとして選ばれた
ーSNSで拡散

FactCrescendo(インド)による検証結果 誤り

他のニュースが誤解されて間違った主張と混じり、誤って伝えられている。そのような対策班は設置されていない
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.4.13)

 

世界保健機関(WHO)はコロナウイルスに関する封鎖措置を非難した
ーTerça Livreのウェブサイトに掲載

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

WHOは封鎖を非難していない。テドロス事務局長はインタビューの中で、封鎖措置は特に貧困層に深刻な経済的影響を与えると認めたが、病気の流行が集中する国が封鎖を中止するべきだとは言っていない。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.3.31)

 

クロロキンをめぐる論争は、保健当局がコロナウイルスの治療薬として承認したことを示唆している
ーインターネット上で拡散

Dubawa(ナイジェリア)による検証結果 誤り

世界保健機関(WHO)、米食品医薬品局(FDA)、米疾病予防管理センター(CDC)などの主要な保健当局は、新型コロナウイルスの治療薬としてクロロキンを承認していない。
ファクトチェック記事(Dubawa 2020.3.24)

 

コロナウイルスが世界的に流行した後、中国国家主席は、中国が世界をリードする時が来たと言った
ーフェイスブックの投稿(動画)

Aos Fatos(ブラジル)による検証結果 誤り

2017年10月18日の第19回中国共産党全国代表大会で、習近平国家主席が行った開会演説での発言。習主席は彼の政権の業績について話し、国際的な舞台における中国の役割をさらに強化したいと述べた。
ファクトチェック記事(Aos Fatos 2020.3.24)

 

ダブリン市中心部の軍隊の写真、アイルランドが封鎖されようとする瞬間
ーフェイスブックの投稿

The Journal(アイルランド)による検証結果 誤り

軍隊がウイルス検査施設を組み立てているのであり、国の封鎖を準備しているものではない。
ファクトチェック記事(The Journal 2020.3.21)

 

世界保健機関(WHO)がインドの封鎖を提案する音声
ーWhatsAppの投稿

The Quint(インド)による検証結果 誤り

WHOの関係者は、その音声にあるような情報を公開していないことを確認した。
ファクトチェック記事(The Quint 2020.3.21)

 

ルーマニアは隔離を破った人たちが15年間の懲役を受けるように法律を変えた
ーフェイスブック等の投稿

Demagog(ポーランド)による検証結果 不正確

15年は罰の最大限の可能性であり(7年から15年間の投獄)、感染者が伝染性のある病を進んで広め、他の人の死に結びついた事が証明された場合に適用される。
ファクトチェック記事(Demagog 2020.3.20)

 

コロンビア政府は週に一度、全ての市民が家に滞在することで350,000ペソを受け取れると公式に発表した
ーフェイスブック、WhatsAppの投稿

Colombiacheck(コロンビア)による検証結果 誤り

取材に対し大統領府はこれは虚偽であると確認した。
ファクトチェック記事(colombiacheck 2020.3.20)

 

インドのバンガロールの当局はコロナウイルス対策として、空気中に薬物を散布する予定である
ーフェイスブックの投稿

Factcrescendo(インド)による検証結果 誤り

バンガロールの市長などの高官は、これはうわさに過ぎずCOVID-19対策として薬物を散布する予定は無いと明らかにした。 
ファクトチェック記事(Factcrescendo 2020.3.21)

 

ドイツ国境が閉じられているにもかかわらず、難民や移民はコロナウイルスの検査なしに入国できる
ーブログの記事

CORRECTIV(ドイツ)による検証結果 部分的に誤り

亡命希望者は場合によってドイツに入国できる。しかし彼らだけが国境を越えられるわけでは無い。加えて、入国者は感染しているかどうか検査される。 
ファクトチェック記事(CORRECTIV 2020.3.20)

 

河野太郎防衛相は、台湾からの50万枚のマスクの寄付に感謝の意を示すツイートをした
ーフェイスブック、ツイッターの投稿

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

そのツイートは存在せず、事務所も否定した。
ファクトチェック記事(Taiwan FactChect Center 2020.3.13)

 

スペイン政府は、生徒は夏の間に補講を受講しなければならないと発表した
ーWhatsAppの投稿

Newtral.es(スペイン)による検証結果 誤り

スペイン政府はそのような発表はしておらず、拡散された写真は偽物だった。
ファクトチェック記事(Newtral.es 2020.3.10)

 

ロシアが新型コロナウイルスは人工だと言った
ーニュースサイトやツイッターで拡散(台湾)

AFP(香港)による検証結果 ミスリード

ロシア保健省はそのような発表はしていないという。引用された文書では、新型コロナウイルスは自然に起こる「組み換え」によるウイルスだとしている。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.3.2)

 

トランプ大統領は2年前に感染症対策チームをクビにした。米国疾病対策センター(CDC)の資金も減らしている
ーマイケル・ブルームバーグ氏の発言

Politifact(アメリカ)による検証結果 半分真実

「クビ」はやや表現が強すぎるかもしれないが2018年に感染症対策を取り仕切る国家安全当局の担当者チームが突如解散しトランプ政権は代わりを作らなかった。CDCの主要な予算カテゴリーを削減しようとしたことは間違いない。
ファクトチェック記事(Politifact 2020.2.28)

 

中国人はコロナウイルスのためにイスラム教に改宗している
ーフェイスブックでビデオが拡散(インドネシア)

AFP(インドネシア)による検証結果 誤り

これは古い動画で、コロナウイルスとは無関係。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.2.26)

 

イギリスは数百の感染例が確認された後、完全な封鎖の準備をしている
ーフェイスブックで拡散

Politifact(アメリカ)による検証結果 誤り

イギリスで確認されている感染は約12例のみである。
ファクトチェック記事(Politifact 2020.2.25)

 

WHOはメッカ巡礼を中止するか検討している
ーニュースサイトの記事(モロッコ)

AFP(フランス)による検証結果 誤り

WHOはそのようなことはしていないし、判断することもできない。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.2.21)

 

中国はコロナウイルス患者を殺そうと計画している
ーAB TCというデマサイトの記事

The Quint(インド)による検証結果 誤り

これまで何度もフェイクニュースを広めていると多くのファクトチェッカーによって指摘されているデマサイトが、中国がコロナウイルスに感染した2万人を超える患者を殺す計画をしているという、一切ソースの無い記事を出している。
ファクトチェック記事(The Quint 2020.2.7)

 

中国当局はコロナウイルスに感染した患者2万人を殺処分する許可を法廷に求めた
ーAB TCというデマサイトの記事

BOOM(インド)による検証結果 ミスリード

このウェブサイトは誤情報をシェアしてしまうことで有名。中国政府がそのような許可を求めた証拠はない。
ファクトチェック記事(BOOM FactCheck 2020.2.7)

 

韓国政府は工場の全てのマスクを徴収し中国に送っている。
ーフェイスブック、ツイッターで拡散

JTBC news(韓国)による検証結果 ミスリード

何人かの販売者が消費者に言ったもの。しかし事実でないと判明した。
ファクトチェック記事(JTBC news 2020.2.4)

 

2019-nCoVコロナウイルスと非正規移民には関係がある
ーイタリア政治家Matteo Salvini氏のFacebook等への投稿

Pagella Politica(イタリア)による検証結果 誤り

2019-nCoVコロナウイルスの拡大と、地中海の非正規移民に直接的な関係性はない。
ファクトチェック記事(Pagella Politica 2020.1.31)

 

パンジャーブ州政府は60日間ヤギ肉を食べないよう指示した。
ーフェイスブックで拡散(パキスタン)

AFP(パキスタン)による検証結果 誤り

パキスタンの当局は、ヤギ肉を食べる危険性を警告したことはないと否定した。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.1.31)

 

韓国政府は法的根拠無く旅行者にコロナウイルスの医療費を払っている。
ー数人の政治家が発言

JTBC news(韓国)による検証結果 ミスリード

国際保健規則(IHR 2005)によれば、政府は旅行者に医療費を払う責任がある。したがって関連する法律でもこれが定められている。
ファクトチェック記事(JTBC news 2020.1.29)

 

その他様々な言説・うわさ

(検証記事の新着順。カギカッコ内は検証対象)

昨年のアメリカでのインフルエンザによる死亡者数は7万5000人だったが、今年はほぼ0になった
ー10月26日 ドナルド・トランプ・ジュニアによるTwitterへの投稿

Health Feedback(アメリカ)による検証結果 誤り

インフルエンザ死亡者数について結論を出すのは時期尚早である。死亡者数はシーズンに入ってもう少したたないとピークに達しないからである。インフルエンザの活動レベルが低いのは、新型コロナウイルス感染症の蔓延を減らすために実施された公衆衛生対策が原因の一部である可能性が高いと考えられる。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.10.29)

 

マスクが汚れると細菌の過剰繁殖、皮膚感染症、一日中マスクをしていることによる新しい症状「マスクマウス」の原因になる
ー9月16日 フェイスブックの投稿

Health Feedback(アメリカ)による検証結果  根拠不明

マスクの着用が口腔感染症や皮膚感染症、細菌の過剰増殖のリスクを高めるという主張は、科学的根拠の裏付けがない。場合によっては、マスクの長時間の着用は皮膚に刺激を与える可能性があるが、快適なマスクを選択し、適切な衛生ガイドラインに従うことでこれを防ぐことができる。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.9.28)

 

アニメ「ザ・シンプソンズ」ではトランプ大統領が新型コロナウイルス感染症で死亡すると予言
ーTwitterの投稿

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

「ザ・シンプソンズ」にトランプ大統領の死や新型コロナ陽性が表現された回はない。
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.10.04)

 

頭の近くで赤外線温度計を使って体温を測ると、脳にある松果体にダメージを与える危険性がある
ーー何千回も共有されたフェイスブックの投稿

AFP(アメリカ)による検証結果 誤り

神経科学の専門家によると、このタイプの温度計は赤外線を出さず、身体から放射される波長を捉える。
ファクトチェック記事(AFP 2020.8.25)

 

アメリカは新型コロナウイルス感染症の集団免疫を獲得した
ーフェイスブックで数千回シェアされた投稿

AFP(アメリカ)による検証結果 誤り

専門家は、これは誤りであり、アメリカは病気の蔓延を抑えるのに必要な免疫力を十分に持ったというには程遠いと述べた。
ファクトチェック記事(AFP 2020.8.14)

 

新型コロナウイルスの流行に対する対応の一環として、カナダのトロントで聖体拝領(キリストの血肉にあたるものとしてワインとパンを食すること)が禁止された
ー複数の国のフェイスブックで何百回も共有された記事

AFP(カナダ)による検証結果 誤り

トロント公衆衛生当局、オンタリオ州保健省、トロントのカトリックとギリシャ正教大司教区によると、これらの主張は誤りである。
ファクトチェック記事(AFP 2020.7.31)
 

フェイスマスクを長時間装着した後、肺の炎症状態である胸膜炎にかかった。二酸化炭素と自身が持つ細菌を吸い込んだので病気になった
ーフェイスブックやツイッターで数万回シェアされた複数の投稿

AFP(オーストラリア)による検証結果 誤り

呼吸器の専門家によると、フェイスマスクを着用しても胸膜炎を発症する危険性はなく、必要な酸素を奪ったり、二酸化炭素レベルの急上昇を引き起こすこともないという。
ファクトチェック記事(AFP 2020.7.31)
 

日本人はパンデミックによる精神疾患を治すために室内用の植物を購入している
ーSNSで写真とともに拡散

Bolivia Verifica(ボリビア)による検証結果 誤り

写真は山手線車内で行われたパフォーマンスで、植物と人間との関係性についての作品である。
ファクトチェック記事(Bolivia Verifica 2020.7.27)
 

移動式のCOVID-19検査場に、古代の死神を描いたロゴマークが付いている
ーSNSで拡散

FactCheck.org(アメリカ)による検証結果 誤り

ロゴに描かれているのはツチブタ(aardvark)で、これはそのトラックを製造した会社の名前である。
ファクトチェック記事(FactCheck.org 2020.7.24)
 

COVID-19検査のサンプルを得るために使用される鼻腔用の綿棒は、血液脳関門に到達し、それを損傷する可能性がある
ーフェイスブックの投稿

Science Feedback(アメリカ)による検証結果 誤り

綿棒は鼻腔の奥にある鼻咽頭に届くまで挿入しなければならないが、人間の脳は骨を含む硬い組織のいくつかの層によって鼻咽頭から隔てられている。綿棒が脳や血液脳関門に到達することは不可能である。
ファクトチェック記事(Science Feedback 2020.7.10)

 

AndroidスマホやiPhoneには、新型コロナ感染センサーもしくは追跡機能が仕込まれている
ーフェイスブックの投稿

VERA Files(フィリピン)による検証結果 ミスリード

Android端末では「COVID-19 Exposure Notifications」、Apple端末では「COVID-19 Exposure Logging」として表示されるこのシステムは、投稿が示唆するものとは異なり、潜在的な感染者を自動的に追跡したり、感知したりするものではない。これは、GoogleとAppleが共同で構築したオプトイン(利用者の許可により作動する)システムである。
ファクトチェック記事(VERA Files 2020.7.7)

 

「ビル・ゲイツのワクチン」が人間のDNAを改変する
ーウェブサイトの記事

FACTA(イタリア)による検証結果 誤り

試験中であるそのワクチンは、人間のDNAを変化させない。新型コロナウイルスが細胞を攻撃するメカニズムを再現し、免疫反応を活性化させようとするものである。
ファクトチェック記事(FACTA 2020.7.6)

 

コロナウイルス・パンデミックのさなか、インドでニパウイルス感染症が流行とWHOが警告
ーフェイスブックで拡散

Vishvas News(インド)による検証結果 誤り

WHOがインドのニパウイルス感染症の流行を警告したのは2018年。コロナウイルスに関連づけられて最近の警告のように拡散されている。
ファクトチェック記事(Vishvas News 2020.7.3)

 

中国で新たなパンデミックが始まり、欧州やアジア諸国ではすでに患者が出ている。豚インフルエンザの一種が人に感染している
ーフェイスブックの投稿

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

中国では豚インフルエンザの症例がいくつか報告されているが、他の地域では発生していない。これまでのところ、この特定のウイルスが人から人へ感染したという証拠はない。
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.7.2)

 

ガス検知器を使ったテストで、マスクを着けると着用者にとって危険な酸素濃度になることがわかった
ーフェイスブックで動画が拡散

FactCheck.org(アメリカ)による検証結果 誤り

専門家と検知器製造会社は、このテストは科学的に欠陥があるとした。
ファクトチェック記事(FactCheck.org 2020.7.2)

 

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の建物には「世界の人口削減のためのセンター」と刻まれている
ーウェブサイトに掲載された写真

Colombiacheck(コロンビア)による検証結果 誤り

この写真は、少なくとも2014年からソーシャルメディア上でシェアされている合成写真である。
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.6.26)

 

COVID-19のワクチンを発見寸前だった研究者ビン・リウ氏が米国で殺害された
ーインスタグラムで拡散

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

確かにビン・リウ氏という研究者は5月に米国で殺害されたが、彼はCOVID-19のワクチンを発見寸前だったわけではない。BBCによると、彼は「COVID-19感染の細胞メカニズムの理解に向けて」、生物学者らと研究をしていたコンピューター科学者だった。アメリカの当局は、殺人事件と彼の研究の関係を示す「証拠は全くない」とした。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.5.27)

 

人工知能の助けを借りて世界の人口を減らすことを目的としたプログラムの頭文字を取ると「Covid-19」になる。このプログラムは、スイスのダボスで開催された「世界経済フォーラム2020」で発表されるはずだった
ーWhatsAppで拡散

Facta(イタリア)による検証結果 誤り

「Covid-19」という名称はWHOが決めたもので、Co=コロナ、Vi=ウイルス、d=病気、19=発見年、を示している。世界経済フォーラム2020では人口減少の話題は扱われなかった。
ファクトチェック記事(Facta 2020.5.25)

 

ビル・ゲイツ氏とマイクロソフトが取得した特許(番号666)は、人間を制御するためのタトゥー式マイクロチップに関するもので、マイクロチップはコロナウイルスワクチンと一緒に挿入される
ーWhatsAppで動画が拡散

OPEN(イタリア)による検証結果 誤り

マイクロソフトが特許を出願したCovid-19の「パッチ」ワクチンには微結晶が含まれる予定という話はあるが、マイクロチップではない。特許取得は完了していない。出願番号はランダムに発行されたWO2020060606A1だが、動画では聖書の「獣の数字」666と結びつけようとしている。
ファクトチェック記事(OPEN 2020.5.17)

 

都市封鎖の東京に鹿
ーアルジャジーラTVが4月24日にFacebookを通じて報道

インファクトによる検証結果 誤り

アルジャジーラの鹿の動画には奈良の建物が映っており、Twitterで「#奈良」と投稿された動画と全く同じ動画だった。よって、東京ではなく、奈良で撮影されたものである
ファクトチェック記事 [新型コロナFactCheck] 「都市封鎖の東京に鹿」 アルジャジーラが誤報(INFACT 2020.4.30)

 

晴れた暑い日に、自動車の中に手指消毒用のアルコールジェルを放置しておくと、自然発火してしまう
ーフェイスブックの投稿

Estadão Verifica(ブラジル)による検証結果 ほぼ誤り

アルコールジェルはその本体の温度が363℃に上がってはじめて自然発火する。暑い日に太陽の下に放置されても、車内の温度はそこまでは達しない。しかし温度が高くなるほど可燃性蒸気を発生させる可能性があり、取り扱いや保管には注意が必要。
ファクトチェック記事(Estadão Verifica 2020.4.28)

 

中国で黒人がアジア人に襲われている
ーツイッターで動画が数千回共有

AFP(フランス)による検証結果 誤り

拡散している様々な動画は何年も前に撮影されており、新型コロナウイルスとは何の関係もない
ファクトチェック記事(AFP 2020.4.28)

 

ノーベル賞受賞の本庶教授が「武漢の研究所で4年間働いた」「(このウイルスは)中国が造ったもの」などと発言
ー4月中旬、フェイスブック(英文)などで拡散

インファクトによる検証結果 虚偽

本庶特別教授は新型コロナウイルスについて中国が造ったものだという発言をした事実はない。所属する京都大学、本庶教授の双方が否定した。本庶教授が中国・武漢の研究所に在籍した事実もない。
ファクトチェック記事 「ノーベル賞受賞者の本庶教授が中国の人造ウイルス説に言及」との虚偽情報がインドで拡散(INFACT 2020.4.28)

 

日本での隔離期間中に食べ物を配達するドローンの映像
ーFacebookへの投稿

Fatabyyano(ヨルダン)による検証結果 誤り

映像は、未来がどのようになるかを描いた長いビデオの一部である。新型コロナウイルスに対する日本の反応となんの関係もない
ファクトチェック記事(Fatabyyano 2020.4.23)

 

チャールズ皇太子はアーユルヴェーダ(インド大陸の伝統的医学)治療によってCOVID-19から回復した
ーフェイスブックの投稿

FactCrescendo(インド)による検証結果 誤り

チャールズ皇太子の広報官が否定している。広報官は皇太子がNHS(イギリスの国民保健サービス)の治療を受けたことを明言した
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.4.14)

 

中国が新型コロナウイルスに汚染されたマスクを輸出している
ーWhatsAppのボイスメッセージ

Estadão Verifica(ブラジル)による検証結果 誤り

ボイスメッセージの形で広まったこの情報を録音した男が、自分がでっちあげたと告白した
ファクトチェック記事(Estadão Verifica 2020.4.14)

 

複数の企業の最高経営責任者(CEO)がCOVID-19について事前に情報を入手しており、辞任して株式を売却した
ーフェイスブックの投稿

PolitiFact(アメリカ)による検証結果 誤り

拡散した投稿には14の会社がリストアップされていたが、中国でコロナウイルス が表面化してから離職したのは、その内2人の最高経営責任者(CEO)のみだった。CEOらの離職がコロナウイルスに関係しているとされる証拠、また事前に情報を得てから会社の株式を売ったとされる証拠はどちらも見当たらなかった。
ファクトチェック記事(PolitiFact 2020.4.13)

 

ハーバードのCharles Lieber教授は新型コロナウイルスを作成し、それを中国に売ったために逮捕された
ーニュースサイトの記事

Décrypteurs(カナダ)による検証結果 誤り

彼が逮捕された理由は新型コロナウイルスと全く関係がなかった。
ファクトチェック記事(Décrypteurs 2020.4.9)

AAP FactCheck(オーストラリア)による検証結果 誤り

チャールズ・リーバー博士が逮捕されたのは、中国政府のプログラムに関与しているとの疑いや武漢理工大学から受け取った資金 をめぐって、「 著しく虚偽的かつ架空で、不正な陳述をした」ため。コロナウイルスの製造または販売によって逮捕されたわけではない。 
ファクトチェック記事(Décrypteurs 2020.4.21)

 

鼻にヘアドライヤーの風を当てたり、鍋の熱湯に頭を近づけて、コロナウイルスを取り除くことができる
ーWhatsappの投稿

Animal Político(メキシコ)による検証結果 誤り

ヘアドライヤーや沸騰したお湯の熱でコロナウイルスを取り除くという民間療法は誤りであり、危険で何の科学的根拠も無い
ファクトチェック記事(Animal Político 2020.3.30)

 

センザンコウという動物がコロナウイルス流行の原因であることが証明された
ーメディアの記事

Verificado(メキシコ)による検証結果 ミスリード

アジアやアフリカに生息し保護対象となっている哺乳類のセンザンコウが、新型コロナウイルスが変異して人間に感染した連鎖の一部にある、と結論付けられた研究はこれまでのところ無い。センザンコウに関連したコロナウイルスの遺伝子分析研究を通して、新型コロナウイルスとこれらの感染因子のいくつかの関連性についての調査を誤って解釈した結果、今回のような「原因」説が生まれた。
ファクトチェック記事(Verificado 2020.3.29)

 

コロナパンデミックが現実になってしまったのは、世界中の政府や科学者の主張に反して、5G携帯電話の放射線によるものだ
ーSNSで拡散

TjekDet.dk(デンマーク)による検証結果 誤り

「コロナウイルスと5G技術の相関関係は、5G技術が整備されたところにアウトブレイクが発生しているのだから、偶然であるわけがない」。 デンマークをはじめとする世界各国のソーシャルメディア上で、このようなコロナの説明が出回っている。 特にこの説は5Gに懐疑的なフェイスブック上の複数のグループで人気を得ている。 他には、新しい通信技術が人間の免疫システムを弱めるから、特に5Gが整備された地域で感染が広がった、と主張するものもある。 しかしこれらの説はファクトチェックで間違いだと証明されている。
ファクトチェック記事(TjekDet.dk 2020.3.26)

 

もしもコロナウイルスから身を守りたいならば、今までに気候変動対策のために築き上げてきた取り組みを後退させる必要がある
ーニュースサイトの記事(アメリカ)

Health Feedback(フランス)による検証結果 誤り

新型コロナウイルスは温暖で湿潤な気候では蔓延・感染しにくい、という初期的な研究内容が一部の科学的出版物で公表された。しかし、地球温暖化は、新型コロナウイルスの更なる拡大を防げるような速度や規模で進行しているわけではない
ファクトチェック記事(healthfeedback 2020.3.25)

 

ネットフリックスは、隔離期間のためにプラットフォームへの無料アクセスを提供している。
ーWhatsAppに投稿されたメッセージ

El Surditor(パラグアイ)による検証結果 誤り

リンク付きのWhatsAppのメッセージで、コロナウイルスの隔離期間のために無料アクセスを提供していると述べられていた。Maldita.esが指摘したように、これはでっちあげである。
ファクトチェック記事(El Surtidor 2020.3.24)

 

中国では「コロナウイルス」というタイトルの映画が2013年に公開された。
ーフェイスブックの投稿(画像)

Aos Fatos(ブラジル)による検証結果 誤り

出回っている画像は「The Flu」という韓国映画のポスターの偽造版である。この映画は鳥インフルエンザの架空の流行を扱ったもので、新型コロナウイルスではない。
ファクトチェック記事(Aos Fatos 2020.3.24)

 

ロンドンで食料の入手困難による騒動。英国は今夜中に封鎖される。軍隊は英国の市街へ繰り出した。
ーWhatsApp、ユーチューブの投稿

Newschecker(インド)による検証結果 誤り

映像は2011年に起きたロンドン騒動であることが明らかになった。 
ファクトチェック記事(Newschecker 2020.3.22)

 

サダム・フセイン元イラク大統領が、コロナウイルスとは何かを説明している映像。フセインは40年前にコロナウイルスのアウトブレイクを予測していた。90年代、もし自分がアメリカの命令に従わなければコロナウイルスを広めるとアメリカが脅迫した、と語った。

ーフェイスブックに投稿された映像

France24(フランス)による検証結果 誤り

2015年にAP通信が共有した動画が改ざんされたもので、「ウイルス」や「コロナウイルス」という言葉には言及していない。
ファクトチェック記事(France24 2020.3.13)

FactCrescendo(インド)による検証結果 誤り

イラク戦争の前に、サダム・フセインが息子のクサイらと戦争の見通しを議論している映像。コロナウイルスについての言及はない。
ファクトチェック記事(FactCrescendo 2020.3.20)

The Quint(インド)による検証結果 誤り

2003年のビデオで、イラク戦争について話している。音声は編集されている。
ファクトチェック記事(The Quint 2020.3.20)

 

多くの外国人が、台北の地下鉄の手すりに意図的に唾液を塗っている。彼らはウイルスを撒き散らして、台湾を制御不能の状況にさせようとしている。
ーフェイスブックの投稿動画

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 部分的に誤り

1.動画は香港の地下鉄で撮られて、台湾ではない。動画の男性は3月18日にフェイスブックでお詫びを出した。
2.もう一つの動画はベルギーのブリュッセルで撮られて、台湾ではない。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.3.20)

 

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)はついに新型コロナウイルスがアメリカのインフルエンザだと認めた。
ーユーチューブ動画がSNSで拡散

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

動画の内容は、医療機関に検査薬が不足しているときにCOVID-19患者がインフルエンザと誤判定された場合があるかどうかである。新型コロナウイルスの発生源については議論されていない。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.3.20)

 

コロナウイルス感染症の発生に関連して、中国で警察が人々を殴っている動画
ーフェイスブックに投稿された動画

15min.lt(リトアニア)による検証結果 誤り

警察が香港で人々を殴っているその動画は、2019年8月末のものである。
ファクトチェック記事(15min.lt 2020.3.19)

 

コロナウイルスの発生によりヨーロッパにスズメバチが移動した。
ーウェブサイトの記事

15min.lt(リトアニア)による検証結果 誤り

記事の書き手は、気候変動とスズメバチについての古い資料を盗用してコロナウイルスに関する見出しをつけた。
ファクトチェック記事(15min.lt 2020.3.19)

 

クリスチアーノ・ロナウドが所有するホテルをコロナウイルス対策の病院にする。
ーツイッター、フェイスブックの投稿

AFPオーストラリアによる検証結果 誤り

ホテル公報は「不正確」と回答。ロナウドのソーシャルメディアアカウントでもそのような計画は語られていない。 
ファクトチェック記事(AFP FactChech 2020.3.17)

Demagog(ポーランド)による検証結果 誤り

情報は確認されないまま報道され、後に否定された。 
ファクトチェック記事(Demagog 2020.3.15)

 

新型コロナウイルス感染後に死亡した人は死後の処理を受けることができない。
ーフェイスブックの投稿

AFP(フランス)による検証結果 ミスリード

死体防腐処理は禁止されているが、基本的な処理は通常以上の注意のもとで行われると、フランス高等公衆衛生審議会(HCSP)は言った。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.3.13)

 

スペイン元国王のフアン・カルロス1世がコロナウイルス感染。
ーツイッターの投稿

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

ツイートしたのはスペインの新聞エル・パイスを装った偽アカウント。 
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.3.12)

 

感染国の大半は北緯40度上にある。
ーフェイスブックの投稿

Factly(インド)による検証結果 誤り

COVID-19の感染が激しい国のいくつかは北緯40度を通っているが、投稿にあった国の半分は通っていない。また、湖北省の武漢は全世界の罹患者のおよそ60%を占めているが、北緯30度近辺にある。 
ファクトチェック記事(Factly 2020.3.12)

 

トランプ大統領はアメリカでのインフルエンザはコロナウイルスであったと最終的に認めた。
ーフェイスブックに投稿されたビデオ

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

スピーチはトランプ大統領のものだが、字幕と説明文は誤りである。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.3.12)

 

イタリアのミラノ付近の病院で高齢者は死ぬままにされている。
ーWhatsAppの投稿を複数のネットメディアが記事化

15min.lt(リトアニア)による検証結果 誤り

WhatsApp上の投稿は撤回された。病院は情報が誤りであると主張する文書を公表した。
ファクトチェック記事(15min.lt 2020.3.12)

 

水道会社は抗コロナウイルスのために、より塩素を加えているので、使う前に2時間置いておく必要がある
ーLINEの投稿(簡体字中国語)

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

水道会社はそのような声明を発表していない。そして抗コロナウイルスのためのほかの化学物質を加えていない。
ファクトチェック記事(Taiwan FactChect Center 2020.3.11)

 

新型コロナウイルスの自己検査キットが利用可能だ。
ー通販サイトEbayで販売(その後削除)

sky tg24(イタリア)による検証結果 ミスリード

3月9日現在、イタリアには合法的なコロナウイルスの自己検査キットは存在しない。政府当局のみが使うことを認められている。
ファクトチェック記事(sky tg24 2020.3.10)

 

消毒剤のジェルは癌の原因になる。
ーフェイスブックの投稿

AFP(フランス)による検証結果 誤り

保健関連の専門家によると、この言説を証明する信頼性のある研究はいまのところない。 
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.3.6)

 

聖母や聖人の像の手にキスしても感染することはない。
ーSNSで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

聖母や聖人の像の手にキスすることはスペインの一部地域で聖週間の伝統であるが、ウイルスが無いわけではないので感染経路になり得る。
ファクトチェック記事(Maldita.es(2020.3.6)

 

コロナウイルスの恐怖から人々が食料品を購入するためにスーパーマーケットに押し寄せているところが映されている動画。
ーTikTokで拡散

CORRECTIV.ORG(ドイツ)による検証結果 誤り

この動画は2011年にドイツのキールでパソコンの購入を希望する人々を映したもの。
ファクトチェック記事(CORRECTIV.ORG 2020.3.5)

 

日本の朝日新聞によると、新型コロナウイルスは武漢の前にアメリカで流行した。
ーユーチューブの投稿

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

動画は2月21日のテレビ朝日のニュース「インフルと思いきや新型コロナ?米の医療事情ネック」。多くの人が医師の診察を受けないため一部の人々は新型コロナウイルスが米国で拡大した可能性があると考えている、としたが、武漢の前にアメリカで流行したとは触れていない。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.3.3)

 

ローマ教皇と二人の助手が新型ウイルス検査を受けて陽性であることがわかった。
ーニュースサイトの画像がフェイスブックで拡散

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

・現地報道によると、教皇は風邪のためにいくつかのイベントに出席しなかったが、3月1日には普通どおり活動をしている。
・台湾ファクトチェックセンターのインタビューに対し在台湾バチカン大使館側は、教皇は風邪をひいたが新型コロナウイルス感染とは診断されていないと述べた。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.3.3)

 

リトアニアで最初のコロナウイルスの事例が確認された後、人々はパニックになっている。
ーフェイスブックで動画が拡散

15min.ltによる検証結果 誤り

この動画は2018年5月にルーマニアで撮影されたもので、スーパーでのセールを映している。
ファクトチェック記事(15min.lt 2020.2.28)

 

フロリダの男性が咳を武器に強盗を行い逮捕された。
ーフェイスブックで画像が拡散(アメリカ)

Politifact(アメリカ)による検証結果 虚偽

風刺のニュースサイトがオリジナル。この画像は作られたものだという意味の透かしを確認することができる。
ファクトチェック記事(Politifact 2020.2.28)

 

台湾での集団発生は制御できていない。蔡総統は総統府前で死体を焼いた。
ーフェイスブック上の画像

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

画像は2015年に総統府前で男性が焼身自殺した事件のもので、新型コロナウイルスとは関係ない。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.2.27)

 

カンボジアの首相はコロナウイルスに感染している。
ーLINE、フェイスブック等で拡散

AFP(タイ)による検証結果 誤り

2017年の首相の写真であり、他の理由によって治療を受けた。
ファクトチェック記事(AFP factcheckthailand 2020.2.27)

 

写真の猿はコロナウイルスに感染している。
ーツイッターで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

この写真はCOVID-19の初期症状が出る少なくとも2ヶ月前に撮影された動画のキャプチャである。
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.2.26)

 

台湾の1台の機械で1日に250万枚のマスクを生産することができる。
ーフェイスブック上の動画

台湾ファクトチェックセンターによる検証結果 誤り

亜崴機械(企業)は 動画の中にある工場と生産設備が自社とは関係ないと指摘した。台湾経済省工業局によると、新しい生産ラインの一日の生産量は10万枚。
ファクトチェック記事(Taiwan FactCheck Center 2020.2.25)

 

アジア系の人々に対しての人種差別的な反応を映した動画
ーフェイスブックで53,000回以上の視聴回数

AFP(フランス)による検証結果 ミスリード

これは俳優によるもの。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.2.21)

 

コロナウイルス発生後に初めて中国全土でモスクが再開された。
ーフェイスブックで拡散

TEMPO(インドネシア)による検証結果 誤り

このビデオは中国の東莞市にあるモスクでの礼拝の様子を撮影したものだが、これまでこのモスクが閉鎖された、または再開されたという報道はない。
ファクトチェック記事(TEMPO 2020.2.20)

 

ダイヤモンドプリンセス号に乗ったオーストラリア人の夫婦がドローンでワインを注文した。
ーインターネットのニュースやSNSで拡散

AFP(オーストラリア)による検証結果 誤り

夫婦はこれは冗談だったと明かした。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.2.18)

 

燃えている建物はコロナウイルス患者の隔離施設である。
ー火災の動画がワッツアップで拡散

TEMPO(インドネシア)による検証結果 ミスリード

この建物は重慶市渝北区のカリフォルニア公園にあるアパートで、写真は2020年1月1日の火災時のもの。コロナウイルス患者を隔離したホテルではない。
ファクトチェック記事(TEMPO 2020.2.17)

 

中国上空の二酸化硫黄レベルの高さを示す衛星画像はコロナウイルスで死亡した人を大量に火葬している証拠かもしれない。
ーツイッターなどで拡散

フルファクト(イギリス)による検証結果 誤り

この地図は衛星画像ではなく、二酸化硫黄の実際のレベルを表してはいない。過去のデータや気象パターンに基づく予測でしかない。
ファクトチェック記事(Full Fact 2020.2.13)

 

USPS(米郵政公社)は中国と香港への配送受付をストップした。
ーSNSで拡散(香港)

AFP(香港)による検証結果 ミスリード

USPSはAFPに対し、中国と香港への荷物受付は続けられると述べた。ただし配送日時の保証が一時的にできない可能性があるという。他国から中国と香港に送る郵便物のトランジットサービスは一時的に停止すると明らかにした。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck 2020.2.12)

 

黒人はコロナウイルスに対してより抵抗力がある。
ーフェイスブックで拡散

AFP(フランス)による検証結果 誤り

セネガルのダカールにあるパスツール研究所は否定した。
ファクトチェック記事(AFP Factuel 2020.2.12)

 

2019-nCoVは公式にコウモリから発見された。
ーVeter Newsがフェイスブックで拡散(訂正済み)

VERA Files(フィリピン)による検証結果 ミスリード

The Daily MailとVerter Newsは、コウモリが「公式に」2019-nCoVの発生源であるとは言っておらず、発生源の「可能性がある」と言っているに過ぎない。
ファクトチェック記事(VERA Files 2020.2.12)

 

中国で警察がコロナウイルスに感染した女性を公然と殺している。
ーフェイスブックで動画が拡散

Fact Crescendo(インド)による検証結果 誤り

SNSの動画はコロナウイルスと関係が無い。拡散した動画の女性は黒竜江省で交通違反のため逮捕された。
ファクトチェック記事(Fact Crescendo 2020.2.12)

 

カザフスタン人が同国内のコロナウイルス拡大を理由に中国人のレストランや家に放火し破壊している。
ー各国でSNSで拡散

Factcheck.kz(カザフスタン)による検証結果 ミスリード

この蛮行とコロナウイルスは無関係。これはカザフ人とドンガン人との間で起こった民族衝突。
ファクトチェック記事(Factcheck.kz 2020.2.10)

 

香港警察は自分たちで使うためにマスクを横領している。
ーフェイスブックで拡散(香港)

AFP(香港)による検証結果 誤り

写真は2018年から出回っている。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck2020.2.10)

 

中国の李克強首相が病気が蔓延する武漢で食事をした。
ーツイッターで拡散(香港)

AFP(香港)による検証結果 誤り

2013年四川省での写真。
ファクトチェック記事(AFP FactCheck2020.2.6)

 

習近平はコロナウイルスの排除を願ってモスクを訪問した。
ーフェイスブックで拡散(インド)

BOOM FactCheck(インド)による検証結果 誤り

本ビデオは2016年7月のもの。
ファクトチェック記事(BOOM FactCheck 2020.2.6)

 

ザ・シンプソンズ(アニメ)がコロナウイルスの発生を予測していた。
ーツイッターで拡散

Maldita.es(スペイン)による検証結果 誤り

ザ・シンプソンズに出てくる話は、日本から広まったインフルエンザウイルスについてのものであり、中国からのウイルスによるものではない。その上、ツイッターでシェアされた写真のうちの一つは加工されている。
ファクトチェック記事(Maldita.es 2020.2.6)

 

コロナウイルスは武漢の実験室でつくられたものだ。
ーウェブメディアの記事

Faktograf(クロアチア)による検証結果 誤り

武漢の実験室でコロナウイルスが創出されたという証拠はない。
ファクトチェック記事(Faktograf 2020.2.6)

 

こうもりやヘビが食用として売られている中国の市場
ーフェイスブックで拡散

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

インドネシアの市場の動画である。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.2.5)

 

アリババグループ創始者のジャック・マーが新型コロナウイルスのワクチンを開発したフィリピン人学生に500万米ドルを授与
ーウェブサイトCity Newsが報道、フェイスブックで80,000人以上に拡散

VERA Files(フィリピン)による検証結果 誤り

新型ウイルスを防ぐワクチンは開発されていない。中国医科大学のフィリピン人学生個人に対しジャック・マーが特別な寄付をしたという報道も無い。
ファクトチェック記事(VERA Files 2020.2.4)

 

武漢の病院でウイルスに感染した医師(緑の手術衣を着た医師が手術中に倒れる動画)
ーユーチューブとツイッターで拡散

France 24(フランス)による検証結果 誤り

以前あった字幕では、動画は過労と低血糖症で倒れた雲南省の医師とされており、これは報道でも確かめられている。
ファクトチェック記事(France 24 – Les Observateurs 2020.2.4)

 

消毒液デットルはコロナウイルスを殺す。デットルの会社は中国での流行以前にこのウイルスの存在を知っていた。
ーフェイスブック、WhatsAppで拡散

Ellinika Hoaxes(ギリシャ)による検証結果 誤り

デットルのボトルには、この製品が対処できる微生物のリストにヒトコロナウイルスという用語が表示されていた。ヒトコロナウイルスは新たに追加された2019-nCoVを含めて7種類存在するため、この製品は新しいタイプのヒトコロナウイルス2019-nCoVではなく、その特定のコロナウイルス・グループの他のウイルスに対しての効果をうたっているにすぎない。
ファクトチェック記事(Ellinika Hoaxes 2020.2.2)

BOOM FactCheck(インド)による検証結果 ミスリード

デットルは以前からあるコロナウイルスのウイルス株を殺すが、新しい株にはまだ試験されていない。コロナウイルスは哺乳類やヒトに感染するウイルス株の一群である。
ファクトチェック記事(BOOM FactCheck 2020.2.5)

 

コロナウイルスでパニックになる中国人の動画
ー(インドネシア)パニックになっているらしき人々の動画がTelegram Postで拡散

TEMPO(インドネシア)による検証結果 誤り

このビデオは広東省で働いている玉林市の住民が、春節を祝うために地元へ戻ったときの様子である。
ファクトチェック記事(TEMPO 2020.1.29)

 

炭酸飲料の大型容器がコロナウイルスで汚染された
ー(コロンビア)ツイッターで拡散

La Silla Vacía(コロンビア)による検証結果 誤り

コロナウイルスの汚染はなかったと考えます。国内でコロナウイルス感染の証拠がないこと、コロナウイルスによって炭酸飲料が汚染される証拠もありません。
ファクトチェック記事(La Silla Vacía 2020.1.28)

 

新種コロナウイルスは人間によって開発され、特許が取得されている
ー(カナダ)フェイスブックで拡散

Décrypteur(カナダ)検証結果 誤り

コロナウイルスの特許は複数存在するが、この新種のコロナウイルスに関してのものではない。
ファクトチェック記事(Décrypteurs / Radio-Canada 2020.1.28)

 

新しいウイルス株は既に特許が取られていた / ビルゲイツ財団が特許を保有していて、ビルゲイツは流行と6500万人の死者を予測していた。
ー(ドイツ)フェイスブックで拡散

CORRECTIV(ドイツ)による検証結果 ほぼ誤り

コロナウイルスに関する特許は多数存在するが、いずれの別のウイルス株のもので、今回中国で発生したものではない。ビルゲイツは流行を予測していない。
ファクトチェック記事(CORRECTIV 2020.1.28)

 

アメリカでコロナウイルス感染者が医者の頸部に噛み付いた。
ーフェイスブック、ツイッターで拡散

Agência Lupa(ブラジル)による検証結果 誤り

(ブラジルの有力紙”O Globo”のTwitterの画像を使った)スクリーンショットは加工されたものだ。O Globoはこの記事を出しておらず、URLは関係ない記事に飛ぶ。
ファクトチェック記事(Agência Lupa 2020.1.28)

 

ビル・ゲイツがコロナウイルス拡大に寄与した
ー(クロアチア)フェイスブックで拡散

Faktograf(クロアチア)による検証結果 ミスリード

ビル&ミランダ・ゲイツ財団が健康管理の面で行った事業は、コロナウイルスの拡大への寄与と何の関係もない。
ファクトチェック記事(Faktograf 2020.1.27)

 

生化学研究者Raúl Rodolfo Abhduz Khanがコロナウイルスを作成した。
ーフェイスブックで拡散

Animal Político(メキシコ)による検証結果 誤り

画像の人物はユーチューバー。彼の画像はノートルダムやアマゾンの火災の犯人にされるなど偽情報によく使われている。画像はCNN en Españolの報道であるかのように加工されている。
ファクトチェック記事(Animal Político 2020.1.27)

 

コロナウイルスの流行はコウモリを食べることと関係がある。
ーDAIRY STAR(イギリス)

Health Feedback(フランス)による検証結果 根拠なし

コウモリは様々な種類のコロナウイルスを保有するが、武漢のコロナウイルスがコウモリを食べた人に伝染するという主張を裏付ける証拠は無い。
ファクトチェック記事(Health Feedback 2020.1.26)

 

科学者によればコロナウイルスはコウモリのスープを食べる事で広まった可能性がある。
ーEXTRA(ブラジル)

Aos Fatos(ブラジル)による検証結果 誤り

コウモリのスープが新型コロナウイルスの感染に関係しているという主張を支える証拠は無い。最近の研究の1つは新型ウイルスは遺伝子情報がコウモリに感染する他の種のコロナウイルスと共通していると示唆するが、何の動物がヒトに伝染させた可能性があるかはまだ不明だ。
ファクトチェック記事(Aos Fatos 2020.1.24)

 

「コロナウイルス」と呼ばれる新しい流行病は見出しを席巻している。しかし、おかしなことに、コロナウイルスの特許は2015年に出願され、2018年に登録されているようだ。
ー(アメリカ)ツイッターで拡散

ファクトチェック・オルグ(アメリカ)による検証結果 誤り

これまでのすべての投稿は、コロナウイルスファミリーに属する2つの別のウイルスの特許に関するものです。武漢由来の新型コロナウイルスに関する特許はありません。
ファクトチェック記事(Factcheck.org 2020.1.24)

 

海外の主なファクトチェックサイト

☑️ 国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)のファクトチェック・データベース (IFCN/Poynters)
☑️ ポリティファクト(PolitiFact/アメリカ)
☑️ ファクトチェック・オルグ(Factcheck.org/アメリカ)
☑️ スノープス(Snopes/アメリカ)
☑️ ヘルス・フィードバック(Health Feedback/フランス)
☑️ AFP通信(フランス)
☑️ 台湾ファクトチェックセンター(Taiwan Factcheck Center/台湾)
☑️ フルファクト(Full Fact/イギリス)